AMAZING THAILAND

タイ国政府観光庁

Tourism Authority of Thailand

to English

ナコーンラーチャシーマー(コラート)

Nakhon Ratchasima (Korat)

นครราชสีมา (โคราช)

バンコクから北東へ約259キロメートル、タイ東北地方(イサーン)最大の都市にしてその玄関口に位置するナコーンラーチャシーマー(通称コラート)は、イサーン地方ならではの人々の温かみ、のどかな風景、辛くておいしい料理を楽しむことができる街です。また周辺は奥深い歴史を有する地域としても知られ、ピマーイやパノムワンなどクメール王朝(現在のカンボジア)時代の貴重な遺跡群、バーン・プラサートで発掘された先史時代の墳墓などが有名。一方、世界自然遺産・カオヤイ国立公園の豊かな森林が広がる県西部は、数々の美しい滝や、象、サンバーシカ、ホエジカといった野生動物、サイチョウなど希少な野鳥が見られ、トレッキングやバード・ウォッチングなどにおすすめです。近年は公園へのアクセスに便利なパークチョン市にもリゾートホテルやゴルフ場、観光牧場やワイナリーなどがつくられ、注目されています。また、パックトンチャイ・シルク村、ダーン・クイアン陶器村などでつくられる伝統工芸品も人気です。

先史時代からあった村[バーン・プラサート]

コラート市内から北東へ約45キロメートルのところにあるバーン・プラサートは、東南アジア最古の遺跡・バーンチェンに次いで約3000年前のものとされる墳墓などが発見された村です。人骨、青銅や貝殻のアクセサリー、土器などが大量に出土しており、発掘現場は歴史遺跡公園として見学できるようになっているほか、博物館にその出土品などが公開されています。またバーン・プラサートでは、農村の素朴な暮らしや農作業の体験ができるホームステイでの滞在がおすすめ。周辺の観光はもちろん、村人ひとりひとりが白い糸を来訪者の手首に巻いていく「バイシー」での歓迎や、田園風景が広がる村での食事や農作業など生活体験は思い出深い旅となるでしょう。

クメール王朝をつなぐ遺跡群[市内/ピマーイ]

コラート市内から北東へ約60キロメートル、タイ最大のクメール遺跡が残るピマーイ歴史公園。もともとピマーイは北東部に流れるムーン川により先史時代から発展した町でしたが、11〜12世紀ごろタイ東北部一帯に勢力を拡大したクメール王朝により、石造神殿が建設されました。堀に囲まれた565メートル×1,030メートルという大規模な敷地、正面が南のクメールの王都に向いていたことなどから、当時タイ東北部に点在していた小国家とクメール王朝をつなぐ宗教的な結節点だったと考えられています。遺跡で発掘されたジャヤーヴァルマン7世の像や古代クメール美術品などは、ピマーイ市内の国立博物館で見ることができます。毎年11月、遺跡を舞台にした壮大な光りと音のショーやボートレースなどが行われるピマーイ・フェスティバルも見どころのひとつ。ちなみに、コラート市内にはピマーイ遺跡と同時代のパノムワン遺跡などもあり、クメール王朝がかつてこの一帯を支配していたことを改めてうかがい知ることができます。

野生動物と野鳥の宝庫へ[カオヤイ国立公園]

県西部には、ユネスコの世界自然遺産として指定された、総面積約2,168平方キロメートルを誇るカオヤイ国立公園が広がります。園内は高低差約20メートルのヘーウ・ナロックをはじめ、ヘーウ・スワット、パー・クルアイマーイなど数多くの滝によるダイナミックな景観や、また豊かな森林を背景に野生の象やトラ、サンバー、ホエジカなど67種類以上の哺乳類動物、希少なサイチョウやジアリドリなどを含む320種以上の鳥類、東南アジアならではの美しい蝶など約216種以上の昆虫類が生息していることで有名。トレッキングはもちろん、近年では日本からも野生動物の観察の愛好家によるエコツアーが訪れるようになりました(気候のよい12月〜2月ごろがおすすめ)。公園管理事務所が主催するナイトサファリも人気で、宿泊施設も完備されています(要予約)。

美しい自然を臨みながらのゴルフ・リゾート[カオヤイ国立公園]

バンコクより車で約3時間、平均気温が23度のカオヤイ国立公園。その麓には近年ゴルフ・リゾートが整備され、自然な地理を生かした難易度の高いコースから初心者向けのコースまで、美しい自然を臨みながらプレイを楽しむことができます。キリマヤ・ゴルフリゾート&スパは、プロゴルファーのジャック・ニクラウス氏によって設計されたダイナミックな18ホールで、高級な宿泊施設やスパにも定評があり、まさにカオヤイを代表する格式高いゴルフ・リゾートそのもの。フォレストヒルズ・カントリークラブは、勾配のあるレイアウトでゴルファーの挑戦心を駆り立てる設計。ウェスタンスタイルのクラブハウスが特徴のボナンザ・ゴルフ&カントリークラブも勾配のあるレイアウトで、宿泊施設も完備されています。

ワイナリーに牧場など農業観光が楽しめる[パークチョン]

カオヤイ国立公園に隣接する標高約300メートルの高原地帯・パークチョンでは、その昼夜の寒暖差や水はけの良い土地といったぶどう栽培に適した条件を活かし、1990年ごろから2軒のワイナリーのもとでワインが醸造されるようになりました。広大な敷地を持つPBバレー・カオヤイ・ワイナリー産のワイン2種類は、2006年にイタリアの品評会で銀賞、翌2007年のオーストラリアで品評会でも金賞と、相次いで高い評価を受けています。一方、グランモンテ・アソーク・バレーは、家族経営のこじんまりとした敷地をもち、手入れの行き届いた美しいぶどう畑が評判。どちらも、ぶどう畑を眺めながらワインと食事を楽しめるレストラン、閑静な宿泊施設などが用意され、ワイン好きな方におすすめです。近くのアジア最大の酪農牧場・チョクチャイファームでは、搾乳などの酪農体験や、アニマルショー、乗馬などを楽しめるファームツアーも。場内のレストランではステーキやフレッシュミルクを使ったアイスクリームが人気で、週末にはバンコクなどからの家族連れで賑わいます。

陶器の村、シルクの村[ダーン・クイアン/パクトンチャイ]

コラート市内から約14キロメートル、ムーン川沿いにある陶器の村、ダーン・クイアン。粒子が細かく鉄分を多く含む伸びの良い粘土によって、独特のさび色をした陶器が生産されています。沿道の陶器店では無数の焼き物が並び、それを入手しようとする観光客で賑わいます。一方、パックトンチャイは、世界的に名高いジム・トンプソンをはじめ、大小のシルク工房が軒を並べるシルクの村。とりわけ、東北地方に代々伝わり、独特の色合いや模様で知られるタイ王室御用達のシルク、マットミーもここで生産されています。数多く点在する工房のなかには、生産過程を見学できるところもあり、東北地方ならではの伝統工芸に間近に触れることができます。

本場のイサーン料理と名物のコラート風焼きそば[コラート市内ほか]

県内外から人々がお参りに訪れるタオ・スラナリー像やチュンポーン門、衣料品やアクセサリーなどの露店が毎晩並ぶナイトマーケットなどが有名なコラート市内。その周囲至るところに点在するお店では、香ばしいガイヤーン(イサーン風焼き鳥)をはじめ、細切りの青パパイヤにいんげんやピーナッツ、トマトなどを加え、甘味・辛味・酸味で味つけしたソムタム、炒めた挽肉などにハーブを和えるラープ、発酵したお米の酸味がアクセントとなっているサイクローク・イサーン(イサーン・ソーセージ)、餅米を蒸したカオニャオなど、本場ならではのイサーン料理を楽しむことができます。また、イサーンのパッタイとも呼ばれる豚ミンチ入りのミー・コラート(コラート風焼きそば)も名物のひとつで、コラート以外にもピマーイ、パクトンチャイ、パークチョンなど各市の中心地にある市場などで味わうことができます。

周辺の施設

map search

位置

バンコクから東北へ約259キロメートル

隣接する県

コーンケーン、ナコーンナーヨック、ブリーラム、チャイヤプーム、ロッブリー、サラブリー、サケーオ

旅の季節

滝遊びは6月〜10月、ワイナリーは気温が下がる2月ごろ、カオヤイ国立公園でのトレッキングも気温が最も下がる11月〜2月ごろがベストシーズン。

行き方

バンコクからナコーンラーチャシーマーへ

鉄道
バンコクのフアランポーン駅から各駅/快速/急行列車が1日12本[急行で所要約4時間半]。
バス
バンコク北バスターミナル発、24時間、約30分間おきに運行[所要時間約4時間半]。

県内・市内交通

コラート市内は路線バス、ソンテウ、トゥクトゥク、人力車が往来しています。バーン・プラサートやピマーイ、ダーン・クイアンへはナコーンラーチャシーマー市内の第2バスターミナル、パックトンチャイへは第1バスターミナルより路線バスが日中に出ています。

名物・特産品

タイシルク、焼き物、ぶどう、ワイン、ガイヤーン(イサーン風焼き鳥)、ミー・コラート(イサーンのパッタイ)、トウモロコシ、カスタードアップル(ノーイナー)

主要連絡先

TATナコーンラーチャシーマー
044-213-666
ツーリスト・ポリス
044-341-777, 044-341-778, 044-341-779
警察署
044-242-004
ラーチャシーマー・トンブリー病院
044-262-000
ナコーンラーチャシーマー駅
044-242-004
ナコーンラーチャシーマー第一バスターミナル
044-242-889
ナコーンラーチャシーマー第二バスターミナル
044-256-006

東北地方の玄関口、ナコーンラーチャシーマー

かつての栄華を偲ばせるピマーイ遺跡や、世界遺産に認定されたカオヤイ国立公園など歴史とともに自然も豊かなエリアです