Thailand
Globetrotter

テクテクタイランド

Yao Noi / Phang Nga

March 3[Tue], 2009

起床。

March 03[Tue], 2009 06:00

えーと。せっかくのホームステイ!なのでママのお手伝いをしつつ、ヤオノイのおふくろの味でも習得しようと頑張って6時に起きてみたところ、すでに朝食の準備終了していました。朝ご飯は海老入りおかゆ。パクチーが効いていておいしかったです。

漁師さんの朝を見学。

March 03[Tue], 2009 08:00

朝食後、朝から元気なマリサちゃんと遊んでいると、チャッが「出かけるよー」とやってきました。今朝はママも出動なので、私はママとマリサちゃんとバイクに3人乗りで出発。ママにつかまりながら海沿いの道を走っている時の気持ち良さといったら、言葉では言い表せません。

そして到着したのは、地元の漁師さんが使う船着場。ここから船に乗って昔ながらの漁を見学です。この地方では夜にカゴや網をしかけて朝引き揚げる漁が主流で、蟹や海老が多く獲れるんだとか。なんだかすごい景色のなかで漁するんですね。まあみなさんは毎日のことなんでしょうけれども。続いては海の上の養殖場へ。ここでは魚、蟹、海老、ロブスターなどを養殖しているそうです。そんな養殖場で「蟹の保護活動」についての話を伺いました。

蟹がたくさん獲れるヤオノイ島沖。しかし乱獲の結果、ここ数年で蟹がいっきに減少したそうです。そこで島の人たちは蟹を守る活動を始めています。その一環で今年(2009年)に入ってからは、漁師さんから蟹を買い取る業者さんが「網プレゼントキャンペーン」をスタート。これは、漁で産卵期のメスガニを捕獲した漁師さんは、養殖場にそのメスガニを預けてその数を業者さんに申告。40ポイント貯まると、業者さんから蟹を獲る網が一枚プレゼント!というシステムらしいです。こうすることで、産卵期のメスガニは保護され、またたくさんの蟹が育つ。そして海の中の生態系が守られることで、漁師さんはまた蟹を獲ることができる。そして業者さんも蟹を売ることができる……ということですね。

ビーチ沿いにある業者さんの小屋には、ホワイトボードに漁師さんの名前と保護したメスガニの数が書かれていて、ちょうど業者さんと漁師さんのやり取りを見学することもできたのですが、養殖場に預けた数を確認するでもなく「今日は2匹預けたで」「お、もう40匹やなー」といったように、お互いの信頼関係の上で楽しそうに話しているのが印象的でした。

帰宅。

March 03[Tue], 2009 09:30

海の見学が終り、家へ戻るともう荷造りです。実質24時間も滞在しなかったお家ですが、なんなんでしょう……この寂しさ。まだ3歳にもなっていないマリサちゃんにも帰ることはすぐ分かったようで、私のそばを離れません。そして共通語がなく、ほとんどがボディランゲージでのコミュニケーションだったものの、何でも通じ合っていたようなママ。ママも寂しそうです……テレビのなんとか滞在記の別れのシーンを見て「大袈裟な!」といつも思っていた私ですがスミマセン……帰りたくないですって本気で言いました!

それでも出発のときはやってきて。

March 03[Tue], 2009 10:00

昨日、ここへ来た時と同じように、案内人ラットさんがソンテウでお迎えに来てくれました。また絶対に来るから、と言い残して出発。さよならママ。さよならマリサ。

ラットさんは「やっぱり短いね。あと1日あったら、もっともっと島を案内できるのに! 綺麗な海で泳ぐこともできるし……」と言いながら、途中天然ゴムの樹液を採取しているところを見せてくれた後、船着場へ送ってくれました。ラットさん、島の素晴らしい自然と文化をひとつでも多く見せてあげたい!というあなたの心意気、随所に感じました。ありがとうありがとう。あなたの笑顔も忘れられません。

お父さんのスピードボートでプーケットへ。

March 03[Tue], 2009 10:30

そしてまた、来た時と同じように、お世話になったルアンサムットさん家のお父さんのスピードボートに乗って、あっという間にプーケットへ。昼間は仕事に出ていて、ほとんど家でも顔を合わさなかったお父さんでしたが、船を降りると、食べやすいサイズに切られたスイカをくれました。そして笑顔で「楽しかったかい?」と。怖そうなんて思ってごめんなさい。本当は優しいパパさんだったんですよね……次回はパパさんともたくさんお話してみたいです。

その後は、プーケットで最後の腹ごしらえ&マッサージでくつろいで、空港へ。ガイドのケーキさん、ヤオノイ島のみなさんetc……本当にたくさんの人に出会い、助けてもらった旅でした。ボスにも「めっちゃいい旅でしたよ!」と思いっきり報告しておきました。