Thailand
Globetrotter

世界の旅行者たちが集う、タイ北部山間の町・パーイ

メーホンソーン県

韓流、華流……ここ数年いろんなブームがありますけど、タイ流もいいです！ というわけでアジアのアイドル大好きなわたしがこのところ注目してるのが、タイの兄弟デュオGOLF & MIKE。日本デビューもしていますから、ご存知の方もいますよね（ね！）。 そんなGOLF & MIKEが主演しているラブコメディドラマ“Love Beyond The Frontier”を先日見ていましたところ、主人公たちが「パーイ」という町へ行ってたんですよ。なだらかな丘陵のなかに建つ“Coffee in Love”という名のなんだかおしゃれなカフェとか可愛らしいお家とかが記憶に残っていたんですが、そんな折り、なんとそのパーイへ訪ねるお話が。はいはいわたし行きます！

で、このパーイ。タイ北部のメーホンソーン県にある山間の小さな町で、十年くらい前からヨーロッパを始めとした世界各地からのバックパッカーが集まるようになり、その後タイ映画やドラマのロケ地としても多く使われるようになったことから、いまではタイ人の間でも人気のリゾート地となっています。自然が豊かで温泉も有名だし、それから周辺の少数民族の暮らしをみることもできるらしいですよ。いいですね温泉！ ということでチェンマイの街から旅はスタート。


☆ドラマ“Love Beyond The Frontier”

2008年にタイで放送された男女4人の恋愛模様を描いたラブコメディ。主演はGOLF & MIKE。MIKEが日本人で、母親を探しにタイへやってきたという設定だったため、タイの観光地が多数登場。さらに日本ロケも行われ話題に。大ヒットしてPART2も制作されました。ちなみにパーイが舞台となるのはエピソード19,24,25(最終回)［youtube］です。

スタートはチェンマイから。旧市街地を散策。

タイ北部の玄関口といえばチェンマイです。パーイへは明日の朝に出立いたしますので、今晩はチェンマイの街を楽しみます。常夏というイメージのあるタイですけど、北部は夕方くらいになると結構涼しくなりますね。ガイドのエックさんの説明によると、パーイはもっと涼しいですよと。それはたいへんありがたいです。

で、とりあえずわたしはチェンマイの街は初めてだったので、まず雰囲気をつかむために旧市街を四角く囲むお堀沿いをトゥクトゥクでひとまわりしてもらうことにしました。ちょうど帰宅ラッシュがひと段落したころだったからか、渋滞も無く、ほとんどノンストップ！ 15分ほどで終了。

タイ第2の都市とも言われているチェンマイですが、どこか懐かしく、行き交う車やバイクの運転を見ていると、大らかな雰囲気。お堀の周りに並ぶカフェやショップがお洒落だったかと思ったら、昔ながらの屋台やバイク屋さんがあったり……でもそれが上手い具合のバランスなんです。これもまたタイミラクルなんでしょうか？

洗髪が趣味です。

えーと突然ですが、わたしは知らない街にいくと美容室で洗髪してもらうのが（も？）趣味です。トゥクトゥクを降りたところがたまたま美容室だったので、これは行かなければなりますまい。さっそく「あのーシャンプーしたいんですけど」と、もちろんタイ語ではなく思いっきりボディランゲージ、両手を頭のうえでシャカシャカさせるあのジェスチャーとともに入店。受付にいた超ミニスカートのおねーさんは、ニコリともせずに店の奥へ……あれ、なんかこれずいぶんアウェイな雰囲気？

だけど案内されたシャンプー台に恐る恐る座り、身体を横にした瞬間、ちょうやる気ゼロっぽく見えていたおねーさんがもの凄い勢いでシャンプーを始めます。しかも上手い！ いやーこれは日本で高いお金を払ってやるヘッドスパなんかより気持いいですよ。しかもシャンプー3回です。もちろんその後は、しっかりトリートメント。流してくれる時の水は、日本の美容室に比べるとかなり冷たかったですが、暑いタイではこれぐらいでオーケーオーケー。ブローもこれまた凄い勢いです。ドライヤーは常に強！って感じで、一気に乾かして、セットに入ったんですが、ここで大きな問題が……そう、言葉の壁です。日本だったら「お客様、分け目はこの辺りで」とか会話があるわけですが、ここはチェンマイ。しかも観光客があまり来そうにないローカル美容室。やる気なさそうで実はやる気マンマンだったツンデレおねーさんと私は、鏡越しにアイコンタクトです。微妙な位置で分けられそうになって少し険しい顔した私を、彼女は見逃しません。そして次の位置へ……私笑顔→彼女もつられて笑顔。いやーとってもいい感じ。バンコクのお洒落スポットであるところのサイアム辺りでシャンプーをしたら、150バーツでは済まないですよ。満足デス。

ウアライ通りの土曜市でぶらぶらと。

旧市街の南側にあるウアライ通りへ出かけることに。ここは土曜日のみ歩行者天国・ウアライ通り（タノン・コンダーン）となるサタデーマーケットで有名なところ。この日はちょうど土曜日だったので（てか、だから行ったんですけど）、いろいろなお店が出てました。そこで1時間ほどぶらぶらと。

焼き鳥やワッフルのいい香りが漂うなか（いや混ざるとダメですけど）、私が気になったのが、木製のバングルショップ。夏に使えそうなカラフル色＆柄のバングルが、39バーツ。即買いです。Ｔシャツも色んなデザインがあって見ているだけでも楽しいですねー。そんななかからベタに“Chiang Mai Walking Street”と書かれたTシャツをお土産＋自分用で4枚購入することに決定。1枚＝200バーツとおっしゃるお父さんに対して「4枚買うから～」とねばる私。最後は1枚＝160バーツで交渉成立し、ウキウキ気分でエックさんと待ち合わせ。ちなみに、この土曜市、品揃えといい、全体的な雰囲気といい、私的にはおすすめです。

ニマンヘミンのレストラン「ホン・テウ・イン」

チェンマイいちのおしゃれスポット、ニマンヘミン通り。今夜のディナーは、ここでオープン25年という老舗のタイ北部料理レストラン“Hong Taew Inn”で。ホン・テウ、タイ語で「長屋」という名前どおりの長屋を改装したお店で、北部料理のほか、ナス苦手だったんですけど「ヤム・マクアー・ヤオ」（焼きナスのサラダ）をトライ。意外にもアロイでした！ 一日目はこれにて終了、宿のタードカム・ホテルにチェックインして就寝。