Thailand
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Phuket

June 14[Sun], 2009

マラソンスタート30分前。走る男・森脇健児さんに出会う。

June 14[Sun], 2009 04:29

長丁場だった前日のお疲れと「プーケットファンタシー」の感動をそのままに、おはようございます。3時半に起きて4時に出発し、「第4回ラグーナ・プーケット国際マラソン」のスタート&ゴール地点であるラグーナ・プーケットに到着しております。コースの確認だけで本番を見ないのはさすがにまずいと思われますので、頑張って起きました。

4時台は真っ暗。常夏のプーケットですがまだ涼しいです。日中はとても暑いプーケットなのでマラソンは早朝にスタートなんですね。ランナーのみなさんは準備運動などをされていますが、走らない私はヒ(略)……ということで、ウロウロしておりましたら、300人近いという日本人参加者のなかから見つけてしまいました! 最近はテレビ番組などでもよく走っていらっしゃる、走る男=森脇健児さん!

実は私、15年以上前に森脇さんがパーソナリティをされていたラジオ番組に投稿したことがあるんです。あれは忘れもしない「素人物まねコーナー」。自宅の電話にラジオ局から電話がかかってきましてね、出たら森脇さんなんですよ。で、「ハイ物まねどうぞー」って言われて、やったんですけどあえなく撃沈。そんな苦い思い出から15年ほどの悠久の時を経て、いま私は勇気を振り絞って彼に声をかけてみるわけですよ──おはようございます! ……めっちゃ普通に「おはようございます」って、笑顔で答えてくださいました! 少しお話を伺ってみると、プーケットは5回目。タイは仕事&プライベート含めて40回以上は来ているというヘビーリピーターの森脇さん。「プーケットマラソン」も去年に引き続き、2回目の参加で、10年連続で参加するのが目標なんだとか……そんな森脇さんのもうひとつの夢が「沿道の応援を増やすこと」。もっともっと地元密着型のマラソン大会になればええなーと話す森脇さんの目がキラキラしていたのが印象的でした。がんばってください!

フルマラソンスタート!

June 14[Sun], 2009 05:00

時間差でスタートする「ラグーナ・プーケット国際マラソン」。まずは、42.195キロのフルマラソンからスタート。先ほどお話を伺った森脇さんも元気よく出発されてました。その後は、6時にハーフマラソン。6時半に10.5kmのファンラン、そして8時には5kmウォークが順にスタートしていきます。

30km地点、過酷なレース。

June 14[Sun], 2009 06:20

みなさんががんばって走ってる間に朝ご飯を優雅にいただいた後、フルマラソンの30キロ地点、そしてハーフマラソンのUターン地点にもなっている、昨日水牛の群と遭遇したポイントへ先回りをしてやってきました。少しずつ日も昇ってきて、暑くなってきました……が、走っているランナーはもっと暑いはず。なぜか給水ポイントでおっちゃんにドリンクをいただきながらひたすら待つ私。

するとついにフルマラソンのトップランナーさんが30キロ地点へやってきました……が、上半身ハダカ。いやー南国のフルマラソンですもの、めちゃくちゃ暑いんでしょうね。さすがにゼッケン番号がわからないのはまずいのか、スタッフさんに呼び止められてました。ちなみに2位のランナーさんは水のコップ片手に徒歩で通過、3位のランナーさんは給水ポイントへつくなり立ち止まって水をガブ飲み……こんな過酷なマラソン大会みるのはじめてです。

さあ、1時間遅れでスタートしたハーフマラソンのランナーも次々とやってきました。でもお目当ての森脇さんは、まだ来ません……

森脇さんを探せ!

June 14[Sun], 2009 08:10

待つこと2時間ほど。森脇さんはまだ来ません……。過酷なレースですからね。こうなったら、もう少し前のポイントに行ってみよう! とクルマに乗り込んでガーっとまわってみましたが、ちょうどその間にすれ違いになってしまったみたい(コースの途中に道幅が狭いため車輌乗り入れ禁止の区域アリ)。元いた水牛ポイントへ戻ってきたら、ちょうど森脇さんが通過するところでした。バッチリなタイミングだったんですけど、でもなんだか見ようによっては「いまちょうど来ました」的な雰囲気。あれ? ほんとはもっともっと前から森脇さんを待っていたんです! 携帯電話がなかったあの時代、待ち合わせ場所でずっと待っていた高校生の私のように……! なーんて脳内で青春プレイバックしながら、今回の森脇さんのタイムは5時間5分だったことはご報告させていただきたいと思います。酷暑のなか、本当にお疲れさまでした。

パトンビーチのマッサージ屋さんで休息。

June 14[Sun], 2009 10:49

ホテルでしばしの休憩後、疲れた身体を癒すため(走らなくても日なたにいると疲れますよね、ね!)、スチンさんお勧めのパトンビーチにある「オリエンタル・デ・プーケット(Oriental de Phuket)」というマッサージ屋さんへ。とても丁寧で気持ちいいです。ヘッドマッサージも最高でしたー。

プーケットタウンで B 級グルメその2、ミーホッケンその他。

June 14[Sun], 2009 13:30

マッサージで元気を取り戻した後は、さてさてまたお昼ごはんの時間がやってまいりました。プーケットタウン中心地の目印のひとつ、噴水ロータリーを西へ。ラノン通りを歩いて、バス乗り場(ここからそれぞれのビーチなどへ行けます)やタイ航空を通り過ぎたところに、ローカルフードの屋台が並ぶロールンというエリアがあります。まずは「サムホー」という名前のお店へ入り、「ミーホッケン」を注文。漢字で書くと「福建麺」となるこちらの料理は、その名の通り、中国・福建省からこの地へやってきたチャイニーズの人々から広まった麺料理。太めの中華麺を使ったソース多めの焼きそばと言った感じでしょうか……もちろん日本のソース味ではないですが。イカ、海老、豚肉などの具もしっかり入っていて、お好みで、砂糖、唐辛子、醤油、胡椒、ビネガーを入れる!と教わりましたが、何も入れなくても十分、しっかりとした味付け(でも試しに胡椒とビネガーを入れてみたら一段とおいしくなりました!)。

その後は、屋台街を探索……朝食べることが多いという、きゅうり、レタス、ビーフンを揚げたもの、卵、豆腐に甘辛いソースをかけて食べるサラダの「フーチェ」。さらに、お餅に揚げた玉ねぎと甘さが強く少しピリッとするソースをかけて食べる「ゲングォイ」(お餅の柔らかさと揚げ玉ねぎのカリカリの食感がとてもいいバランス!)。さらに、太くて短いバナナの汁からつくった寒天&小豆が入ったカキ氷の「オーエウ」まで食べてしまいました。地元の人は、よくビニール袋でテイクアウトするらしいです。

100年の時を刻むシノポルチュギーズ・スタイルの邸宅。チンプラチャー・ハウス。

June 14[Sun], 2009 14:28

プーケットB級グルメでお腹いっぱいになった後は、プーケットの中国文化のルーツを探るべく、プーケットタウン内の「オールドタウン」と呼ばれている地域へ。

このあたりはその昔、錫を求めて中国からやってきた人々が多く住んでいた場所で、チャイニーズにポルチュギーズ(ポルトガルからも多くの貿易商人がきていたそうです)がミックスされたシノ=ポルチュギーズ・スタイルと呼ばれる古い建物が残っています。その中の1軒、1903年に建てられたというチンプラチャー・ハウスへお邪魔しました。現在は御年68歳になられるデンさん(ジャルーンラット・タンタワニットさん)がひとりお住まいのこちらのお宅。どこをみても手がこんでいて、100年経ったいまでも美しい! クーラーもない時代に建てられていますが、家の中心にある吹き抜けの坪庭のおかげで、自然の風が気持ちよかったです。デンさんは夜、この坪庭から月を眺めるのが一番のお気に入りなんだそうですよ。4代前のおじいさまが中国の福建省からプーケットへ渡って来られたそうですが、そういう時の流れに思いをいたしながら月を眺めたりされるんでしょうかね。私もゆっくりとした時間を過ごせて、ホッと一息。

プーケットへ渡来した中国人の歴史と文化。プーケット・タイファー・ミュージアム。

June 14[Sun], 2009 15:50

チンプラチャー・ハウスでデンさんとお話しているうちに、もっとプーケットと中国の人々のことを知りたくなった私は、同じくオールドタウンのなかにある「プーケット・タイファー・ミュージアム」へ移動。ここはもともと、中国にルーツを持つ人々が中国語を学ぶために通っていた学校だったところ(日常生活をタイ語で過ごすようになり、中国語を使う機会は年々減って、いまでは中国語を話せない子供たちも多いそうです)。建物も1934年に建てられたもので、2001年に学校が他所へ移転したのをきっかけに、ミュージアムとして整備されたそうです。400年を数えるという渡来中国人とプーケットの歴史、19世紀から始まった錫採掘について、さらにはこのプーケットで発展した食文化までが幅広く写真パネルなどで紹介されていました。異文化のなかで、時には衝突もありながらも、たくましく生き抜いてきた人々の歴史。ここを出てからは街中で遭遇する看板ひとつひとつに、「どんな歴史があるんだろう?」と思ってしまうようになりました。

ウィクエンド・マーケットを偵察。

June 14[Sun], 2009 19:00

今日の宿、プーケットタウンの中心地にあるThe Taste Phuketへチェックインしてちょっと休憩した後、週末だけやっているというオープンマーケットへ行ってみました。雑貨、靴、服から食べ物まで、色々なモノが所狭しと並んでいるマーケット。(ドラえもんの友達と思われる水色と白色の人形付キーホルダーにも出会いました…笑)中には、釜まで持ち込んでその場で焼いていた本格パン屋さんも……色々見ているうちにお腹が空いてきたのですが、ここではちょっと我慢して…・・・

パトンビーチでニワさんと再会!

June 14[Sun], 2009 20:40

本日の宿はプーケットタウンの中心地にあるおしゃれなブティック・ホテル「ザ・テイスト・プーケット」。チェックインしてちょっと休憩した後は、パトンビーチへ向かいます。パトンビーチと言えば、プーケット随一の繁華街でありまして、とくに夜は、ネオンサインがきらめき、大音量のダンスミュージックが響き渡るストリートに観光客たちが繰り出して大賑わい。今宵はそんな盛り場で私は男性と待ち合わせ……いやーどうしましょう。ドキドキしますね……

で、「元気でしたかー?」とやってきたのは、以前スクーバダイビングのライセンスを取った際にお世話になったスクーバダイビング・インストラクターのニワさん。「変わりませんね」って、そりゃ前回会ったの3ヶ月ほど前ですからね。確かに遙か昔のような気もしますけども……。ニワさんに連れられて行ってもらったのは、オーシャンプラザというショッピングセンターのなかにあるタイスキのお店「スキ・スワン・ミー」。あっさり味のスープに野菜、お肉にうどんも入れて、シメは雑炊……お腹いっぱい食べながら、前回のドタバタを語り合っていたら、あっという間に時間が経ってしまいました。ちなみに今回の旅、クーラーが効いた室内で食事したのここだけでしたよ!