Thailand
Globetrotter

テクテクタイランド

Sukhothai / Si Satchanalai

November 4[Wed], 2009

ハスの花に囲まれた宿でホットケーキ、ロータス・ビレッジ。

November 4[Wed], 2009 08:30

おはようございます。朝食はゲストハウス「ロータス・ビレッジ」の食堂で、バナナをトッピングしたホットケーキを焼いてもらいました。ふかふかでおいしかったです! それから宿の奥さんお手製、庭で取れたサントールとマンゴーのジャムも。とくに日本では見かけないちょっと甘酸っぱいサントール。初体験でした。

このゲストハウス、ロータス・ビレッジは、13年前にスコータイ出身の奥さんとフランス人の旦那さんが、奥さんのご実家を改装してオープンさせたというもの。なんと母屋は築200年……! せっかくなのでその2階にあるオーナーご夫妻のお宅拝見もさせていただきました。ご主人自ら少しずつ改装&増築したというプライベートルームは、大きなベッドにジャクジーの大きなお風呂もついててお洒落(羨ましい……)。母屋1階には、これまたご主人の趣味だという貴重な骨董品の数々が並んでいて、北京オペラの衣装&コスメケースとか、ラオスで買った鳥かごとか、おもしろいものがたくさんありました。そうそう! 奥さんがデザインした天然石のネックレスも販売されていて、おふたりのセンスの良さが光ってましたです。

本日の目的地はシーサッチャナライ。

November 4[Wed], 2009 10:42

というわけでスコータイから59キロ、クルマでちょうど1時間のドライブ。シーサッチャナライはスコータイ時代、スコータイに次いで2番目に大きな都市として発展し、副王が住んでいたと言われている町です。総遺跡数215以上という大規模な歴史公園に加え、サンカローク焼きの窯もたくさんあるそうですよ。

予告どおりちょうど1時間。大通りで車を止め、とある集落への道を歩いていきます。シーサッチャナライは、ヨム川沿いにたくさんの遺跡があるそうで、どうやらこの先にそのヨム川にかかる吊り橋があり、それを渡れば、ワット・プラ・シー・ラタナー・マハータート・チャリエン(長い……)というお寺にでるのだとか。いいですね吊り橋! とか言いながら頼れる北部方面担当ガイド・エークさんの後ろをついて行ってみると……橋は修理中でした。残念! 吊り橋の近くで遊んでいた男の子ふたりに声をかけてみると「いつもは自転車で吊り橋を渡って向こうに遊びに行くけど、今日はダメー」とのこと。吊り橋を自転車で渡って遺跡で遊んでるのですね……なんという素晴らしい環境! 途中のお土産屋さんの方に聞いたところ「吊り橋はあと数日で完成かな」とのことでしたので、もう繋がっているはず……デス。

仕切り直してワット・プラ・シー・ラタナー・マハータート・チャリエン。

November 4[Wed], 2009 11:26

結局クルマで渡れる橋からぐるっとまわってきて、再びワット・プラ・シー・ラタナー・マハータート・チャリエンへ。ここは、遺跡でありながらいまなおお坊さんたちがいらっしゃるという由緒ある&有名な寺院。「700年以上前につくられたと言われていて、日本だったら室町時代より少し前かな?」とエークさん。余談ですが、エークさんは時代劇で日本語を覚えたくらいなので歴史は得意らしいです。入場料20バーツ払って、クメール王朝はバイヨン・スタイルの四面仏が上に乗っている門をくぐって中に入ってみると、礼拝堂にかなり大きめの坐像やスコータイならではの遊行像。そしてどこか勇ましい感じのクメール・スタイルの大きな仏塔が。どうやら登れるらしいですが……ちょっと急で怖かったです!(1段が2段分ぐらいあるんですよ……ちなみに階段はちょうど40段!←数えました)登った先には、仏舎利が納められているというお堂が祀られていました。

降りてからさらに遺跡の奥へ進むと(けっこう規模の大きいお寺です)、二人羽織のように2体が前後にぴったりと寄り添う仏像を発見! 何なんでしょうこの不思議な空気感……

バーン・コノーイ村、42番窯と61番窯。

November 4[Wed], 2009 12:20

ワット・プラ・シー・ラタナー・マハータートから15分ほど車を走らせ、シーサッチャナライ歴史公園の料金所へ。そうそう、道中外を眺めていると、土が盛り上がって小さな丘のようになっているところをいくつも目にしましたが、なんでもあれがその昔の「窯」跡なのだとか。焼き物の町って感じしますよね。ということで、歴史公園の入園チケット(1人100バーツ)を購入し、目の前の白い建物へ。ここが先ほどから道中で目にしていたような、そして昨日の陶器博物館でもお勉強したサンカローク焼きの、当時の「窯」を保存しているところなんだとか……ということは、このあたりがその産地として有名なバーン・コノーイ村なんですね。

内部には700年ぐらい前の「42番窯」と呼ばれる窯が保存されています。何層にもなっていて複雑なかたちをしていますが、これは昔から洪水が多かったため、壊れる度に補強したり、あるいは古い窯の横や上に新しい窯をつくって強度を高めていったりした結果なのだそうです。窯のなかには当時の焼き物の破片なんかも一緒に残っていて、当たり前ですがちょうリアル!

続いてご近所の「61番窯」にも。ひょうたんみたいな形がばっちり残っている61番窯が保存された建物には、その他にもバーン・コノーイ全体の立体地図があったり(スコータイに窯は47軒、シーサッチャナライの北部には21軒、そしてバーン・コノーイには、200軒もの窯があったそうです)、このあたりで出土した焼き物が展示されたりしていて、ちょっとした博物館になっています。ここの窯で焼かれたマンゴスチンの器が、室町時代や江戸時代に日本にもやって来てたかもしれないですよね。すごいなあ。

新たな種族がまたひとつ。プラサート古美術店。

November 4[Wed], 2009 14:40

さてラーン・パーソンというレストランで鶏とかカエルとかを食べまして(さらっと流しておきます)。61番窯のお向かいにあるお土産屋さん、プラサート古美術店へ。そのまんま日本語で看板にそう書いてありました。表にならぶ陶器たちは、奥の工房でつくられているようすで、数名の職人さんが作業をしていました。陶芸一筋のオーナー・プラサートさんは65歳。いまでは息子さんに工房を任せつつあるそうですが、まだまだ現役!「このあたりを流れるヨム川の底にある土は、焼き物に最高なんだよ……」と話しながら教えてくださったこちらでの陶芸の工程は以下。

  1. 水のなかに土を入れてよく混ぜ、10日間寝かします
  2. 水が浮いてきたら、下の土をすくって、真夏は3日間、雨季は1週間ほど干します
  3. 土が乾いたら、2時間ほど練って形にして
  4. 窯でじっくりと焼きましょう

とここで、プラサートさんから「やってみるかい?」と一言。よーし待ってました! 近くで作業中だったお姉さんをお手本に、象の置物をつくってみました……が、うーむ。「これでいい?」とお姉さんに聞いても、ずっと苦笑い。確かにわたし、子供のころから工作とか苦手でした。象にはほど遠い、新しい動物を完成させてしまった感じがします。

チャリンコでGO! シーサッチャナライ歴史公園。

November 4[Wed], 2009 15:45

昨日に続きシーサッチャナライ歴史公園内を探索するべく、入り口ゲート近くで自転車を借りました(1台20バーツ)。いざ!

まずは、丘の上にあるワット・カオ・パノム・プルーンへ。115段(数えました)の階段をのぼりようやく到着すると、一体の仏像がお出迎え! その奥には、スリランカ・スタイルの釣鐘のような形をした仏塔。そのさらに奥には祠。がんばって階段をのぼってきたのでかなり暑かったはずなんですが、緑に囲まれているからか、心地よい風もたまに吹いて、5分もたつと涼しくなってきました。でも気候とかだけじゃない感じがするんですよね……遺跡ならではというか、ひっそりとしたなんか不思議な空気感。ていうかパワースポット?

39頭の象が支えます。ワット・チャーンローム。

November 4[Wed], 2009 16:20

続いてやってきたのは、スコータイ王朝三代目のラームカムヘン大王によって13世紀に建てられたというワット・チャーンローム。正面奥のきれいなスリランカ・スタイルの仏塔が印象的です。近づいてみるとその基壇は39頭の大きな象によって支えられていて、これ当時はかなり壮観だったのではないでしょうかね。階段を21段(数えましたよ)のぼったその上部では、今度は仏像がぐるっとひとまわり。頼れる北部方面担当ガイド・エークさんによると、このうち蓮の花の台座に座る仏さまがスコータイスタイル。蓮の花のないものがアユタヤスタイル。なんだそうです。蓮華座がポイントなんですね。言われてみればお顔の表情もちょっと違う?

とぐろを巻く九頭のナーガ。ワット・チェディ・チェットテーオ。

November 4[Wed], 2009 16:50

ワット・チャーンロームのお向かいさんはワット・チェディ・チェットテーオ。こちらはスリランカやバガン(ミャンマー)、スコータイなどさまざまな様式の仏塔が一度に見られ、大乗仏教、上座部仏教のミックスとなっている珍しい遺跡です。なかでもとぐろを巻くナーガ(蛇神)の上に座っていた仏さまはなんだかすごい迫力で、思わず立ち止まらされました……

ワット・ナーンパヤを見て帰る。

November 4[Wed], 2009 17:10

お次はワット・ナーンパヤ。ここはもともと7つの礼拝堂があったと言われているそうなんですが、いま残っているのは南側のひとつだけ。でも天使、猿などを描いた細かい模様が壁に残っていて、なかには陶器の破片をつかった飾りもありました。昔の人の器用さと素晴らしい美的センスに改めて感心……とここで、少しずつ日も暮れ始めたのでゲートまで戻って自転車をそっと返しました(なぜならレンタサイクルショップは既に無人……)。

シーサムローンの町を探索。

November 4[Wed], 2009 18:30

スコータイ方面へ30分ほど戻ったところ。途中ちょっと休憩がてら、シーサムローンという小さな町に寄ってみました。道端でよく冷えたパイナップルやロティを買って食べながら地元の人で賑わうローカルな市場をのぞいてみると……ああやっぱり、なんでもアリ、とにかくごちゃまぜ、売れるモノを売ってみましょう!という「いつもの」タイの市場です。綺麗に積み上げられたミカンの横に下着。可愛らしいデコレーションケーキは、見るからに超甘な雰囲気……でもこれがいいですよね! なんだかんだと30分ほど楽しくテクテク歩きました。

夕食は地元で大人気のお店。マンゴン・カーブケオ。

November 4[Wed], 2009 19:35

スコータイ市内に戻ってディナー。地元の人に大人気!というお店マンゴン・カーブケオへ。オープンスペース(という名の道端)で気取らない、でもおいしいタイ料理。なぜか料理してるおねーさんもお客さんたちもみんな笑顔だったので、わたしたちもニコニコと。

そして「ごちそうさまでした!」とつい数分前に言ったはずなのに、ロティの屋台に寄り道です(さっきシーサムローンでも食べたのに)。「12歳からロティ一筋で、3人の子供を育て上げた!」というお母さんに、またしてもバナナ入りのロティを……わたし絶対食べすぎですよね……