朝は豚の内臓スープと白ゴハン! トム・ルアッド・ムー・チェーアーロム。
November 5[Thu], 2009 09:10おはようございます。本日の朝ごはんは宿から歩いて10分ほどのところにある市場へ。市場でムーピン(豚の串焼き)やらサンカヤー・ファックトーン(かぼちゃプリン)やらカオニャオ・カヌン(ココナツミルクで炊いたもち米+ジャックフルーツ)やらをゲットして、トム・ルアッド・ムー(豚の内臓スープ)で有名なお店「トム・ルアッド・ムー・チェーアーロム」へ入ります。当然まずはスープを注文! すると鉢のうえに箸を置き、そのうえにまた鉢を積み上げる! というスゴ技でお姉さんがテーブルへ運んで来てくれました。ちゃんと市場で買ったものを入れるためのお皿も持ってきてくれましたよ。ルアッド・ムーというのはみなさまご存じ豚の血を固めたアレのこと。さらにその他内臓が入ったスープは、お味じたいはあっさりとしておりますので、ナンプラーや酢を好みで入れたらいいです。それと白ゴハンのセットは、タイではわりとポピュラーな朝ごはん。内臓とか血とかいった字面からはもしかすると想像できないかもしれませんが、実際に食べてみると本当にこれはまさに朝ごはんにぴったりなのでぜひぜひお試しを。
サンカロークのサワンカローク。サワン・ウォラナヨック・ナショナル・ミュージアム。
November 5[Thu], 2009 11:00せっかくなのであのサンカローク焼きの名にもなった町・サワンカロークへも行ってみたいと思います。ややこしいですが地名はサワンカローク、焼き物はサンカローク。スコータイからひたすらのどかな道を40分ほど、やってきたのはサワンカロークの街中にあるサワン・ウォラナヨック・ナショナル・ミュージアム。ここは、スコータイの高僧サワン・ウォラナヨックのコレクションを展示する博物館だそうで、1階は陶芸中心に宋胡録に関しての説明も詳しく、また2階はとってもきれいな仏像が数多く展示されていました。なかでも驚いたのが、17世紀ごろ、タイから日本へ行こうとしたものの途中で沈没してしまった船のなかから見つかったという「宋胡録」が展示されていたこと。しかも海の底から発見されたとかで、貝がついていたんです! すごい!
つづきましては織物の村、バーン・ナートンチャン。
November 5[Thu], 2009 12:40何千年も前から自然の土を使って、焼き物を造り、世界と繋がっていたスコータイ&シーサッチャナライのまち。織物も有名だそうです。シーサッチャナライのバーン・ナートンチャンでは昔から母から娘へ織物の技術が受け継がれてきたそうで、ここ数年はタイ全土で広がっている一村一品運動の影響もあって、とくに盛んなんだとか。注目は、織った生地を一度泥につけるこの地域独特の染色技法、ということでその作業手順は以下。
- 織った生地を水に1時間つけて、糸に付いている油を取ります
- よく水洗いした後、一晩泥に漬け込みましょう
- 次の日泥が完全に取れるまで水洗いをし
- 水に染色の素材を入れ鍋で1時間ほど布を茹でます
- よく水洗いして臭いなどを取ったら乾燥させてできあがり!
もちろん染色も植物など天然の素材でおこないます。泥につけることで生地が柔らかくなり、色落ちがしないと人気なんだそう。たしかにできあがった生地をさわってみると、ごわごわしたところが全然なくてとても肌触りがとてもいい感じ! さっそく工房に併設されているショップで物色……マンゴスチンで染めたとても品の良い紫色の生地をこの旅の思い出に購入しました。
ゴージャスな織物博物館ゴールド・テキスタイル・ミュージアム。
November 5[Wed], 2009 13:55最後の食事は、シーサッチャナライのグラーブ(薔薇という意味だそうです……)というレストラン。ごはんもおいしかったですが、初めて食べた里芋のアイスクリームがなかなかいけましたね! 空港へ向かう途中、おとなりラオスやミャンマーの伝統的な織物を展示している「ゴールド・テキスタイル・ミュージアム」にちょっと寄ってスコータイを後にしました。
飛行機が離陸した時、機内にはジェームス・ブラントの“You’re Beautiful”が流れていました。仏さまに癒されたり、久しぶりに自然の土に触れたり、短かったけど心が洗われたような旅でした。歴仏女、少しは“Beautiful”になれたでしょうか……
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