市場で朝食とおみくじその3:タラード・ナーンラァーン。
November 7[Sat], 2009 09:50旧市街ツアー2日目。まずは腹ごしらえに100年以上の歴史があるという市場、タラード・ナーンラァーンへ。カオマンガイ(鶏ご飯)は鶏のダシがしっかりと出ている冬瓜入りのスープもついて、30バーツ。安い! これだからタイを旅すると太るんですよね……
朝食後は市場のなかにある廟へ……「おみくじ」あるじゃないですか! さぁ〜、本日1発目、気合十分でございます。出てきた数字は、「14」。
空も大地も真っ暗で、問題にぶつかっても頼れる人はいません。扉が閉まっている間は人の話を聞くようにしましょう。ただ病気に関しては大丈夫。また久しぶりの人に会う可能性もあります。財は求めても無し。結婚もできません。
……ダメじゃないですか! いや本当は14じゃなかったんだ。だって数字見えにくかったもん!とか言っても誰も聞いてくれません。1勝2敗。
路上で鉄鉢づくり! バンバート通り。
November 7[Sat], 2009 11:20朝からだいぶん雲行きがよろしくない感じになってしまったので、ちょっと気分転換に「托鉢ストリート」バンバートへ行ってみました。ここは昔、托鉢の時に僧侶が食べ物などを受け取る器=鉄鉢(バート)をつくっているお店がたくさんあったところ。工房で、鉄鉢をつくって6代目というヒラン・スランシーさんにお話を伺ってみると「最初は角がある鉢を3時間ほど叩いて丸くするんだよ!」とのこと。手間かかってますですね。形を整えた後、炭で焼くと60年は錆びないんだとか。最近ではお土産用にミニサイズもつくっているそうで、ヒランさんいわく「家の仏壇に置いて、お祈りをする度にお金を入れて、集まったお金をお寺に寄付するタイ人も多い」そうです。いま鉄鉢づくりをしているお店は周辺でも4〜5軒のみとのこと。この伝統受けつがれて欲しいですね。
おみくじその4:ワット・サケート。
November 7[Sat], 2009 12:20「プーカオトーン(黄金の山)」の長い階段(途中まで数えてたんですが、129段目から先が記憶なし……)を登った頂上にあるお寺、ワット・サケートにやって参りました。もともとアユタヤ時代に建てられたお寺でしたが、バンコク遷都後ラーマ1世の時代に現在の名前へ変わり、「バンコクが始まった場所」とも言われている神聖なところ。2バーツのコインにも描かれてますね。現在のプーカオトーンはかつてアユタヤにあったワット・プーカオトーンを模してラーマ3世がつくらせたものなのだとか。
がしかし、わたしが目指すのはあくまでおみくじ。仏舎利が納められているお堂へと続く階段の横にそっと置いてありました……いざ勝負! 張り切って筒を振って出てきた数字は「13」。
雨を待つ木のような時期です。カラッカラッですが、まだ雨は降りません。でもいまの場所を離れるとさらに不幸なるので、じっと我慢。朝の霧のように冷たいこの時期は、子供を望んだとしてもできません。ただし会いたい人には会えます。しかし恋愛対象を探す時期ではありません
容赦ないですね……1勝3敗。バンコクの旧市街が一望できるし、風も涼しいしでいいところなんですが……
おみくじその5:ワット・マンコン・カマラワート(龍蓮寺)。
November 7[Sat], 2009 13:32負けが込んできました。しかしふと思い出してみると、唯一の勝利は中国寺院! わたし中華系には強いのかも……ということで、旧市街地と隣接するチャイナタウンに移動して、バンコクで最も古い中国寺院、ワット・マンコン・カマラワート(龍蓮寺)へ。大通りに面した小さな入り口をくぐると中は広い!! 本堂には58の神様が祭られていて、ディスイズChinaの香りが……礼拝堂内は写真撮影NGでしたが、おみくじはしっかりありました。出てきた数字は「7」。
今まで積み重ねてきた苦労がこれから花開きます。商売繁盛、長寿
……嬉しい!!! ビバ・チャイナタウン!! 2勝3敗。
チャイナタウンをテクテクしてランチ。
November 7[Sat], 2009 14:07すっかり気を良くして、柔らかいおかきみたいなお菓子、ガローチーをつまみながら、チャイナタウンをテクテク。そして香港映画に出てきそうな細い路地を一本入って、バミー・チャブカンという麺料理を食べることにしました。ボリュームがあってすぐに食べられるものとして昔から忙しい労働者たちに愛されていたというこの麺、スープありorなしを選べるそうですが、スープ無しをチョイス、したのですが……これが皿の上に皿というか、麺の上に皿って感じで運ばれてきました。さすがプロレタリアートという感じの無骨さ……分厚いチャーシューと普通より倍くらい多くて油の絡まった麺からもそれはわかりますですね。日本でそんな重ねかたしたら、めっちゃ怒られると思います。
おみくじその6:レン・ボァイ・イア(龍尾廟)。
November 7[Sat], 2009 14:38チャイナタウンの歩道は決して細いわけではないんですが、屋台や露天のお店などがぎっちり並んでいて歩けるスペースが狭いです。遠慮しながらも、路地をガンガン入ってレン・ボァイ・イア(龍尾廟)に着きました。こちらはタイで最も古い中国式の廟と言われていて、300年以上の歴史を持ちます。龍尾の神さまが祀られ、交通安全と商売繁盛のご利益があるとか。はいはい、それでは20バーツで油を買って火を灯し、気合を入れていざおみくじ! 出てきた数字は「46」です。
素晴らしい幸運の持ち主。これから全て良くなり、注目され有名になります。願い事は叶い、病気も治り、良い人と巡り会うでしょう
ゆ、有名に! 3勝3敗。
おみくじその7:サーンチャオ・クワーントゥン(広東寺)。
November 7[Sat], 2009 15:09続いては、中国・広東からやってきた人たちによって1877年に建てられたというサーンチャオ・クワーントゥン(広東寺)。「幸福と富をもたらす」として親しまれているこちらでは、お参りの時に、「福」と書かれた門を「ホッ」(広東語で「福」を発音するとこうなります)と言いながらくぐると幸せをもたらしてくれるそうです。ちなみに、こちらの「福」と書かれた門の四つ角には、コウモリが描かれていて、このコウモリも幸せを運んできてくれるものだとか……コウモリが幸せを運ぶイメージってあまりありませんが、中国語では「蝙蝠」の「蝠」が「福」と同じ発音なので、チャイニーズ的な文化では昔から幸福のシンボルなんだそうです……って、ここまでの話を門のなかで聞きましたので、わたし「ホッ」と言いながら門もくぐってませんし、なんだか嫌な予感……出てきた数字は「20」。
誠実や尊敬を求めても叶いません。ただし自分の魂に誠実であれば、願い事が叶う時もあります。言動に十分注意が必要。頼れる人はいません。いまは難しい時期なので、お祓いでもすればマシになるかも。幸福を求めてもなかなか見つかりません。お祓いが必要です
……お祓いしろって2回も言うおみくじはいかがなもんでしょうか? しかもわたし気づきました。これまで結果が良くなかった時には、たいていこの少し色褪せたわら半紙のようなおみくじが登場することに……このわら半紙のおみくじつくってるのどこの会社ですか!……3勝4敗。
フカヒレ食べて厄払い、錦隆魚翅魚家(レストラン・カムロン)。
November 7[Sat], 2009 18:45その後ちょっとテクテクしてみるものの、高さ3メートル重さ5.5トン時価120億円の黄金の仏像があるというワット・トライミットは工事中、タイで初めての金博物館「タントカン」があるんですよーと言われ行ってみたら開館時間を過ぎていて入れず。ああ、完全に運の無いヤツ化してないですかわたし。
ということでここらでぱーっとごちそうでも食べて厄払い! ということでチャイナタウンにある広東料理のお店、錦隆魚翅魚家(カムロン)。土鍋に入ったフカヒレスープ、アヒルの舌の揚げ物、豚足の煮込み+揚げ饅頭などなど……お腹いっぱいです! おいしいものを食べたから運も上がってきた気がします……が、お店のお兄さんに、朝からおみくじしまくってるんですよ!って言ってみたら「チャイニーズの間では、1日3回以上おみくじはしちゃいけないって言われてるんだよ」と思いっきり苦笑い。大丈夫でしょうか、わたし……
おみくじその8:サーンチャオ・ポイセィーン(八仙祖師)。
November 7[Sat], 2009 20:00お腹もいっぱいになったところで、ちょっと腹ごなしに夜のチャイナタウンをテクテクしてると……ありました。道教の8人の仙人を祀っているというサーンチャオ・ポイセィーン(八仙祖師)。もう見てしまうとダメですね。条件反射的におみくじモードに突入。1日3回以上のおみくじはNGと言われたものの、もう引き下がれないっていうか、負け越しのままでは寝られないし! いざ!……出てきた数字は「29」。
望んでいるものは、待たなければ手に入りません。時間が経つのを待っている間は辛いかもしれませんが、忍耐強く。お祓いで油を注ぐと良いでしょう。行動する前に考えるように。言動もつつしむべし
またお祓いアドバイスですか……わたしと相性の悪いわら半紙おみくじでも無いのに。ここはもう言われるがままに20バーツで油を買いまして厄落としを……とりあえず3勝5敗。
おみくじその9:サーンチャオ・メー・クァンイム(天華醫院/観音寺) 。
November 7[Sat], 2009 20:16続いては、サーンチャオ・ポイセィーンの向かいにあるサーンチャオ・メー・クァンイム(天華醫院)へ。ここは1902年に中国からやってきた人たちによりタイではじめてつくられた、経済的に恵まれない人々の治療を目的としたティンファー財団の病院、に併設されたお寺です。24時間お参りOKというゴージャスに光り輝くお堂の中には、800〜900年前に中国でつくられたという木製の観音さま。所定の手順でお参りも終え、いざ勝負……出てきた数字は「24」。
雲隠れしていた月が出てくる。周りの人に助けられ、これまでの苦労が報われ、良い人に巡り会う
……感涙に咽んでおります。4勝5敗!
チャイナタウン名物(?)の糸除毛に挑戦!
November 7[Sat], 2009 21:15中国語のCDをたくさん並べたお店や大勢の人で賑わう屋台、どこからともなく漂う漢方の香りのなかをさらに歩いていると、「イーパイユェン、イーパイユェン」というおばちゃんの掛け声。近寄ってみると「挽面」の文字と斬新な写真の看板……おおこれは糸1本で顔の産毛を取っていくという「糸除毛」じゃないですか! 本日ラストのおみくじに気をよくしていたからか、なぜかノリノリでチャレンジすることに。
まずは椅子に座り(路上の、です)、ナイロンシートを身体に巻かれ、顔全体に白い粉をつけられます……その瞬間をわたしは忘れません。おばちゃんの目が変わりました。おばちゃんは鋭く目を光らせながら糸を自由自在に操り、顔の産毛を摘んでは引っ張り摘んでは引っ張り……痛い。めっちゃ痛いです。なのにまわりは大爆笑……おいおい。オーバー30の女子がチャイナタウンの路上で顔を白塗りされて涙目になってる図は、たしかにおもしろいかもしれませんけど失礼しちゃいますね!
なんて時間を15分ほど。手を止め、「顔、さわってごらん!」とジェスチャーするオバチャンの言われるがままに顔に触れると……Oh! 確かにちょっとツルツルしてる気が。ありがとうおばちゃん!(痛かったけど!) ちなみに「イーパイユェン」とは、中国語で「100バーツ」のこと。そう言えばおばちゃん、わたしにずっと中国語で話しかけてたんですが中国方面からの観光客と思っていたのでしょうか? とりあえず100バーツ払ってお別れしました。
ツバメの巣で美白効果!? 東方燕窩。
November 7[Sat], 2009 21:40お肌はツルツルになりましたが、ここでさらに内側から攻めたいと思います。高級食材「ツバメの巣」をいただいてみることに……せっかくのチャイナタウンですからね。美肌効果のほか、肺の病気にも効くらしいツバメの巣は、ものによってお値段もいろいろ。かたまりのものほど高いらしいです。とりあえず、タイ産のモノを扱っている老舗店・東方燕窩で、500バーツのをチョイス。シロップ、はちみつ、銀杏、ゆで卵がついて出てきた「ツバメの巣」は、ところてんの温かいバージョンみたいな感じで「うわぁーめっちゃおいしい!」と飛び上がるほどおいしいものでは正直ありませんでした……が、身体に効きそうな感じ。ちなみに卵を入れたら、風邪をひいた時に飲む卵酒の味がしたことをお伝えしておきます。
その後はいつものようにマッサージにいってから、今夜のお宿、チャイナタウンの中心地にあるシャンハイ・マンション・バンコクで就寝です。
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