トラン市内へもどります。
May 30[Thu], 2010 04:30こんな時間に起きるはめになってしまったのは、きのう荷造りもせず眠ってしまった私が悪いんです。おかげで頭はすっきりクリアになりましたけど。荷物をまとめ、この部屋ともお別れです。約束の時間にカフェにいくと、チェッキーさんがサービスで朝食を用意してくれていました。これからトランで飲茶食べるのに……なんてことはすっかり忘れてぺろりと完食。ああ。
船を待っていると、チェッキーさんが笑顔で忍び足+早歩きでこちらにやってきました。「珍しい鳥がきてるよ」みあげると大きな黒い翼に白い縁取りのあるつがいの鳥がコテージの手すりにとまっていました。ノックヌアというこの鳥は寿命が長く、80年生きるものもあるのだとか。そして一生ひとつのカップルで過ごすとも言われています。すごーい。驚かさないよう遠くから眺めている間に船もこちらに到着したようです。
ぜんぶで1日と数時間しか滞在できなかったコ・ンガイ。居心地が良かったのでもっといたような気がしていました。今度は是非ゆっくりとダイビングやシーカヤックを楽しみに戻ってきたいです。
来るときはクルーザーでゆったりした船旅でしたが、帰りはチャーターしたロングテールボートで水面をかっとばしていきますよ。
トランの朝は飲茶から!
May 30[Thu], 2010 08:30スチンさんおすすめの飲茶のお店ポンオチャ2にやってきました。100席は余裕でありそうな広い店内はほぼ満席。ゆったりお食事していてみなさんお仕事は?と心配になりますが、ゴムの樹液を採る人や漁師さんなど、実は朝早くひと仕事終えた人たちが多いのだとか。勤め人な方々もお仕事に向かうのは10時から。なので朝のこの時間が一番賑わっていて料理も豊富らしいです。
ムーヤーン・トラン(トラン風焼き豚)を買ってテーブルにつくと先ほどカウンターで選んだ点心が蒸しあがってきました。と、頼んでいない揚げ物がいくつもついてきます。もしかしてサービス?と思いきや、こちらは手をつけると代金をとられるシステム。蒸したものは自分で注文したものなので、食べても食べなくても料金かかります。ちなみに料理はマントー1個10B以外はすべて15B。こんな風に小皿でだされる料理って、いろいろ試してみたくなってついつい食べ過ぎちゃいますね……あーもうどうしよう!
朝市場にいってみた。
May 30[Thu], 2010 09:30トランの人たちにならってゆっくり飲茶を楽しんだら腹ごなしにタラード・ソッド・テッサバーン(トラン市立生鮮市場)へ。2ブロックほどの範囲に生鮮食料品からお菓子、衣類などさまざまな出店がでています。どこのおばさまも愛想がよろしいですね。「言葉が分からないからにっこりするしかないのよ」なんていいながら、ウコンのカオニャオをおみやげにもたせてくれたりしました。目の前のお鍋で焼いてくれたカノムアポーというお菓子は、ほんのり甘くてクレープよりしっかりした生地。日本人ならあんこをくるみたくなります。3個で10Bだそうですよ。おいしいです。出店をひやかしつつ、そのほかにカノムピーン(卵白のおかし)やトォーンブンという珍しい果物をお買いあげ。
トランケーキ工場へ潜入!
May 30[Thu], 2010 11:25トゥクトゥクをチャーターしてカンタン・ロード(100年ほど前の家屋が建ち並ぶ通り)、サーンチャオメー・クアンイム(観音様のお寺)、チュアン・リークパイ・ハウス(1992年就任の首相の家)とスチンさんおすすめのスポットをまわってトラン駅に戻ってきました。で、クリアしていない名物がまだあった、と訪れたのはケーキ・ロッルード。トランケーキのお店です。
なるほど店の前には箱入りのケーキが山積みに。トランに来たタイ人はみんなこのトランケーキを買って帰るのだとか。おいしいのかしらーと物欲しげにみていたのがバレたのか、店のご主人が奥の工場へ案内してくれました。工場に充満するあまーい香り。焼きたてを試食させていただけました。これがもうふわっふわ! シフォンケーキのようになめらかです。おいしい!(おなかはさらにいっぱいです)
ネタのような話ですがトランケーキは中国の海南人(ハイラム)から伝わったお菓子「ケ」がなまって「ケーキ」になったんだとか。昔まだバターがなかったころには豚の脂を使っていたそうです。みかん味、バター味、ライチ、バナナ、ジャックフルーツ味などなど。何種類もあるパッケージにはどれもご主人の顔写真が! 一日何個くらいケーキを焼くんですか?とたずねましたらにっこり微笑んで「ないしょ」と言われてしまいました。うへへへ。おみやげにとホールを1個もたせてくれましたが、自分でもロールケーキを3本買うことにします。「よく似たケーキのお店が多いけど、このマークが入ったものが本物のトランケーキだよ」さすがご主人、商売上手です。
お茶してみた。
May 30[Thu], 2010 12:10トランケーキをがっつり試食したのでのどがかわいちゃいました。地元の人が行くようなカフェを、とお願いしたらイメージ通り、タウンハウスの一画にある看板もない小さなコーホン・カフェに案内してくれました。フアイヨッド・ロードの「トラン・ムーヤーン」の向かいのカフェ、と言えば誰でも知っているそうです。紅茶を頼んでしばし休憩。
とてもチャーミングな奥さんによると、先代がはじめたこのカフェは創業43年なんだとか。受け継ぐ際に先代から(儲かっても)決して内装を変えてはいけないよ、と言われていたんだそうです。確かに地味ではありますが、昔ながらのとってもいい雰囲気。
ヤカンをもとめて。
May 30[Thu], 2010 13:00カフェでみた、あのまあるいヤカンがあまりにもかわいかったのでどこで売ってますかとたずねましたら「その辺の金物屋さん」というお返事。さっそく「その辺の金物屋」に連れていってくださいとトゥクトゥクの運転手さんにお願いしました。もちろんその辺というだけあってすぐに到着。ありましたありました! 直径12cmの小120B、14cmの中130B。自分へのおみやげに、すかさず中をゲット。これならコーヒータイムがたのしそう!
熱帯の植生を空からおべんきょう。
May 30[Thu], 2010 14:32スワン・パヤーラサダー公園(150年前にはじめてゴムの木を持ち込んだ県知事の記念公園)をまわり、トラン市街からすこし離れたロットイアムであくまで軽く昼食をとり、ペニンシュラ・ボタニックガーデン(トゥンカイ植物園)にやってきました。こちらは午前中に生家を訪れたチュアン・リークパイ元首相が1993年に設立した植物園。空港から15分ほどの距離にあり約130万坪の敷地に熱帯の植物が集められています。高さ18m全長175mのキャノピーウォークウェイから植生を観察できることで人気なんだとか。空港のそばといっても私たちに残された時間はあとわずか。広大な敷地をまわりきることは不可能です。入口から往復で2kmだというので、ここはキャノピーウォークウェイまで行って引き返しました。私たちは時間がなかったので駆け足でしたけど、是非ゆっくりと訪れてみてください。デートにはぴったりかと。
さらばトラン。
May 30[Thu], 2010 20:10さてバンコクに着きまして。もう存分にタイ料理を堪能したので少し違ったものが食べたい! しかもとびっきりおいしいものを! ということでソフィテル・センタラ・グランド・バンコク内の高級ベトナム料理屋さん「ル・ダナン」に行くと、残念ながら改装中で断念。もう完全にベトナム料理の口になっていたし、予定よりも遅くなったうえに雨が降ってと、この後一時間あまり夕食難民になってしまいました。悩んだ末にたどりついたのがカオサン通り近くのネパール料理店ジャトラ。なんでもネパール出身のアイドルがつくったお店だそうですよ。チキン・モモ(ネパール風餃子)やチキン・バター・マサラカレー、ハリヨサグ(ネパール風ほうれん草炒め)など、久しぶりにタイ料理以外のお料理をたべました。
トランから帰ってまたトラン。
May 30[Thu], 2010 23:00さあ最後のオチです。「トラン・ホテル・バンコク」。名前だけにひかれて予約したこのホテル。いったい何がトランなのか。泊まってもわからなかったので聞いてみたら「オーナーがトラン出身だったから」でした。あーそうですか。ちなみにこのホテル、日本の大林組が新館の工事を請け負っていました。
とまぁ、駆け足でバンコクからトランを廻った今回の旅。列車の遅れで海でのアクティビティこそ削られはしましたが、さまざまな場所を訪れ、チャーミングな人たちと出会い、また女子的な喜びも得ることができました。なんてちょっと大げさでしょうか。また水着を×年着ていない、なんてことになる前に再びトランを訪れてみたいです。もちろん隣には私のレオさまを連れて。
- day 1
- day 2
- day 3
- day 4
- information