「ワット・テワラート・クンチョン・ウォラウィハーン」は、様々な宮殿や寺院が集中するバンコク北西部のドゥシット地区に位置する第三級の王室寺院。アユタヤ王朝時代に建立されたこの寺院は、かつてはワット・サモークレーンという名称でした。一説によるとその名称は、クメール語で硬い石を意味する”タモークレーン”に由来するといわれています。
ラーマ1世の時代に大規模な改修が行われ、ラーマ4世の時代には王室寺院に格上げされて現在の名称となりました。ラーマ3世の時代にワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)のものに似た形で再建されたウボソット(布薩堂)には、ドヴァーラヴァティー様式の特徴をもつ”テーワラート・パティマーコーン”という名の黄金色の仏像が納められています。また、内部の壁画には、神々の集会の様子が描かれています。
テーワラート・パティマーコーン仏には、一般的な花・線香・ろうそくのセットではなく、袈裟をお供えするのが良いとされています。この寺院は、タイ国内で初めて袈裟をお供え物として扱った寺院で、袈裟をお供えすることで2倍の功徳を積んだことになります。
基本情報
名称 | ワット・テワラート・クンチョン・ウォラウィハーン |
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名称(英) | Wat Thewarat Kunchorn Worawiharn |
URL | https://x.gd/LC1wd |
住所 | 90 Si Ayutthaya Road, Wachiraphayaban, Dusit, Bangkok 10300 |
アクセス | MRT(地下鉄)サムヨート駅から車で約15分 |
電話 | 02-281-2430 |
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