チョンブリー県のシーチャン島にある「クラブ・バンク・ラーニングセンター」は、カニをはじめウミガメやクラゲなど様々な海洋生物の再生を行っている場所。海洋研究センターとインターンシップユニットを持つ水産資源研究所が携わり、漁業への影響を管理するための沿岸生態系復元計画のもと、タイ国立研究評議会からの資金援助を受けて設立されました。

このセンターは専門知識を広める役割を果たすだけでなく、産卵前のカニを収集して飼育してから海に放ち、自然の生息地で個体数を増やす試みを実施。子どものカニの生存率も通常の1%から40%～60%に増加したというデータも報告されています。生態系の維持をサポートしているこのコミュニティは、持続可能な沿岸生態系管理のモデルにもなっています。

観光客も自由に見学することが可能ですので、シーチャン島を訪れた際にはサステイナブルを実現する取り組みにも触れてみてください。

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