「パンイー島」は、パンガー湾にある約1ライ(約1,600㎡)の面積に200軒ほどの家がある小さな島。”シージプシー”と呼ばれる住民のほとんどはタイのイスラム教徒で、漁業、またお土産物や食べ物を観光客に売ることで生計を立てています。島内には、学校や保健センターもあります。この広い峰を持つ石灰岩の山が波風からこの地を守り、豊かな自然とマングローブ林、パンガー国立海洋公園の多数の島々に囲まれた4つの小さな村を含む集落になっています。
現在の住民の祖先は、18世紀末にインドネシアからタイのアンダマン海岸に船でやって来た3つのジャワ人家族まで遡ることができます。その船員たちは、定住に適した土地を見つけると”私たちの旗”を意味する”プラオ・パンジー”(Pulao Panji)と書かれた旗を掲げて、その土地が自分たちのものであることを示していました。彼らは島に定着してから3世紀にわたり、イスラム教の原則に基づいた生活を続けてきました。
島にある村々はコ・パンイー地区の一部として登録されており、人口約4,100人(2023年12月現在)、150世帯以上のほとんどが、島の正面の石灰岩の崖に位置している平屋建ての高床式住宅に暮らしています。パンガー湾を望む島の石灰岩の山のふもとにある共用エリアには、美しい黄金のドームを持つ2階建ての大理石のモスクと墓地があります。島の周囲の浅瀬では釣りのほか、ほとんどの島民の主な収入源になっているザルガイや魚の養殖をしています。観光客がこの島を訪れるようになってからは、レストランの開業、ボートツアーの企画、土産物や干物、地元産の美しい牡蠣の殻から作られた宝飾品の販売などを生計手段としている住人もいます。
この島の近くのプーカオキアン(Phu Khao Khian)には、人間や動物を赤い絵の具で描いた原始的な壁画のようなものがあります。トゥムタル(Thum Talu)という小さな島もあり、シーカヌーで水路を巡ってラグーンに行くことができます。「パンイー島」へは、プーケットまたはカオラック発着の日帰りツアーに参加するのがおすすめです。
基本情報
名称 | パンイー島 |
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名称(英) | Ko Panyi |
URL | https://www.tourismthailand.org/Attraction/ko-panyi |
営業時間 | 08:00~16:30 |
住所 | Mueang Phang-nga, Phang-nga 82000 |
アクセス | プーケット国際空港から車で1時間。Phang-Nga Town Pier, Surakul Pier, Hin Rom Pier (Takua Thung)がボートが出ています。 |
備考 | https://thailandtourismdirectory.go.th/en/attraction/1956 |
地図 | Googleマップで確認する |