<TTRウィークリー記事より>
バンコク、2013年4月23日:
タイ空港公社は運営する6空港において、3月の航空機移動と旅客輸送ともに増加を示すデータを公表した。
タイ空港公社は、先週末、3月の航空機移動15.11%の上昇を報告、便数は42,379 便から48,784便に増加した。旅客輸送は全体で6,608,807人から7,987,089人となり、20.86%の成長率だった。
しかしながら、スワンナプーム空港は全体的に業績低下に見舞われた。同空港は、3月の国際線航空機移動は20,034便から19,425便で3.04%減となった。国内線移動は8,398便から5,298便となり、36.91%の落ち込みとなった。
国際線旅客輸送は3,635,029人から3,894,194人となり、7.13%増加した一方で、国内線旅客輸送は1,209,314人から809,391人で33.07%減となったが、今年初めに国内線サービスがドンムアン空港に移転したのが一つの原因。
当然のことながら、バンコクのドンムアン国際空港は2012年3月と比べて航空機移動と旅客輸送ともに大幅増を記録しており、これは今年初めのスワンナプーム空港からの航空会社の移転によるものだ。国際線航空機移動は244便から3,445便となり1,311.89%増加し、また国内線移動は3,508便から8,773便で150.09%の成長率を記録した。
ドンムアンはエアアジアの全エリアの運航基地となり、再び国際空港となった。現在、タイの国際線はすべてドンムアンをベースとしており、タイ国際空港とバンコクエアウェイズのみ、国際線との乗り継ぎサービスでの必要性からスワンプームにて運航を行っている。
北の玄関口、チェンマイ国際空港は3月も引き続き成長を記録し、国際線・国内線ともに航空機移動は58.44% (409便⇒648便) 、10.18% (2,759便⇒3,040便)の2桁増となった。
国際線旅客輸送は47.40% (42,750人⇒63,012人)、また国内線輸送は21.86% (323,936人⇒394,763人)の成長率だった。
また、プーケット国策空港も全部門で成長を記録した。国際線航空機移動は2,714便から3,395便で25.09%増となり、国内線移動は2,385便から2,656便で11.36%増となった。国際線・国内線ともに旅客輸送は31.34% (448,728人⇒589,370人)の成長だった。
メーファールアン・チェンライ国際空港は、航空機移動は8.59% (652便⇒596便)の減少だったが、旅客輸送は19.20% (80,958人⇒96,504人)の増加となった。かつてオリエント航空が同空港から遠方の北部年へ毎日3便運航していたが、サービスを中止している。
ハジャイ国際空港は、3月の航空機移動・旅客輸送ともに成長を記録しており、航空機移動は1,276便から1,508便で18.18%の増加、旅客輸送は194,739人から238,854人で22.65%の増加となった。
■TTR weekly記事原文はこちらから
http://www.ttrweekly.com/site/2013/04/traffic-grows-at-aot-airports/