タイドラマを通してのタイ国政府観光庁の取り組みについて
タイの公共放送Thai PBSの番組「Dohiru」(ドゥーハイルー)より、タイ国政府観光庁 東京事務所の所長カジョンデート・アピチャートラクンが取材を受け、インタビューが掲載された番組動画が公開されました。
タイ国政府観光庁 東京事務所 所長カジョンデート・アピチャートラクンのコメント
「タイドラマを通して、どうすればタイという国やタイらしさ(Thainess=タイネス)を日本の皆さまに知っていただけるのか、またタイへ旅に出かけるきっかけになってくれるのかを考えることが、私共タイ国政府観光庁の役割です。ターゲット層が明確になれば、ドラマの制作会社や俳優たち、インフルエンサーの皆さんに協力してもらい、イベントやアクティビティの実施などを検討することができます。
タイ国政府観光庁では、タイドラマのロケ地を巡ることがタイへ行くきっかけになると考え、タイドラマ(特にタイBL)ファンの皆さんに、観光地でもあるタイドラマのロケ地を巡る“聖地巡礼”の旅を提案してみました。日本人は、まだガイドブックや印刷物から情報をよく収集しているので、大阪事務所で聖地巡礼のオリジナルガイドブックを制作しました。こちらは『SOTUS』と『TharnType』というドラマに関連するガイドブックで、ドラマの中に登場する観光地などを紹介しています。例えば、ラーマ8世橋やカフェ、またタイ人にはよく知られていますが、日本人にはまだあまり知られていないサメット島などが掲載されていて、発行された当初はたくさんの注目を集めました。また、タイ料理を紹介する機会にもなっており、ドラマの中でキャストたちが食べた料理やカフェなども紹介しています。
その他に、タイ国政府観光庁の発行物ではありませんが、このコンテンツに興味を持った出版社が、タイドラマのロケ地に関するガイドブックを2冊出版しました。空港、ホテルやスポットなどを多数まとめて紹介しています。今後、タイ国政府観光庁として、タイドラマの聖地巡礼の旅を継続して提案していきたいと考えています。バンコク以外のエリアも紹介できれば、タイに滞在していただける期間ももっと長くなり、タイの観光産業においてもよい影響をもたらすと考えています。そして、タイ各地に足を運んでいただき、たくさんの魅力に触れていただけると嬉しく思います。」
※インタビューは15:40~18:36の間。日本語訳には、一部補足説明を加えています。