「タラートプルー」があるトゥータイ通り周辺は、トンブリー時代から続く古い街並みが残る地区で、中国人やイスラム教徒などさまざまな国籍の人々が暮らしています。

トンブリー地区とサムットソンクラーム県のメークローンまでを結ぶタイ国鉄の駅の一つ、タラートプルー駅周辺や市場は、麺類やカオムーデーン(焼豚のせご飯)、魚の浮袋のスープ“クラポ・プラー(カポ・プラー)”やタイのデザートなどのローカルグルメが有名で、そのおいしさを求めて地元の人々や観光客が多く訪れる人気スポットです。

また、古くから残るコミュニティの生活様式を体験することもできます。ラーマ3世の治世中に建てられた中国建築のワット・チャンタラーム・ウォラウィハーン(Wat Chantharam Worawihan)は見どころのある名所で、ウボソット(布薩堂)の中には嵐を止める姿勢の仏像が安置されていて、ウボソットの前には中国美術の壁画があります。幸福をもたらし、貿易や商売に携わる人々の信仰の中心になっている神社、サンチャオ・トゥックディン（サンチャオ・トーロンサンまたはテーププンタオトン）もあり、華僑の人々にとって重要なコミュニティのひとつ。トンブリー地区まで足を延ばして、ローカルの雰囲気を楽しみながら歴史探求するのもおすすめです。

基本情報