チェンマイの南、オムコイ野生生物保護区内にある標高約1,929mの山「ドイ・モンチョン」には、野生の鹿、象、絶滅が危惧されているヤギや珍しい野鳥などが生息しています。12月から1月にかけて開花するタイ最大のアゼレアの花や息を呑むような山並みの美しい景色が楽しめる山岳地帯です。

この場所は、プミポンダムに注ぐピン川の上流の森でもあり、最高峰にある尾根の遊歩道は3km以上続き、開けた展望台になっています。左側には高い崖があり、見下ろすと幾重にも連なる山並みが見えます。美しい千年のバラの産地でもあり、冬には真っ赤に咲き誇ります。この時期に訪れる観光客は、樹齢千年の美しいバラとバードウォッチングの両方を楽しむことができます。

ハイキングは日帰りが可能ですが、早朝6時30分以降にスタートするトレッキングはハードな行程になるため、キャンプの装備を用意して、前日に滞在して早朝に出発するのがおすすめです。訪れる際は、事前にオムコイ野生生物保護区に許可を取る必要があります。

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