ナコーンラーチャシーマー県ピマーイは国内最大規模のクメール遺跡が残る町。ピマーイ歴史公園は、タイの東北部で最も有名な寺院で、数あるクメール遺跡の中でも珍しいアンコールワット様式のものです。いつ誰が何のために建てたのかは定かではありませんが、アンコールワット完成以前に建てられたという説もあります。ナコーンラーチャシーマー(コラート)の北東約59Kmに位置し、昔はクメール帝国の首都アンコールまで一直線に道が通じていたことからも、タイ東北部の小国家とクメール王朝をつなぐ宗教的な意味合いのある場所だったと伝わっています。
ピマーイ歴史公園の遺跡群は、カンボジアのアンコールワットのモデルになったともいわれ、クメール風の顔立ちをした仏陀やヒンドゥー教の神々の姿が彫られた神殿を見学することができます。4つの池を持つ広い中庭、屋根には花びらのような彫刻装飾が何層にもわたって施され、これは他のクメール寺院ではほとんど見られない独特のものです。
例年11月の第2週目には、ピマーイ・フェスティバルという古代クメール帝国の栄華をテーマにしたライト&サウンドショーも開催されています。また、2023年12月から2024年1月にかけては、「ピマーイ・ナイト・ライトアップ」が行われ、遺跡のライトアップのほか、地元の学生によるタイ伝統舞踊ショーが披露され、特産品のブースなども出店しました。
基本情報
名称 | ピマーイ歴史公園 |
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名称(英) | Phimai Historical Park |
URL | https://www.tourismthailand.org/Attraction/phimai-historical-park |
営業時間 | 07:30~17:30 |
料金 | 100バーツ |
住所 | Tambon Nai Mueang, Amphoe Phimai Chang Wat Nakhon Ratchasima 30110 |
アクセス | ナコーンラーチャシーマー市街地から車やバスで約1時間30分 |
電話 | 044-471-568 |
地図 | Googleマップで確認する |