バンコク王宮周辺

Bangkok Grand Palace

バンコクの主要観光エリア

壮大な寺院建築の数々をめぐる［プラナコーン／トンブリー］

王宮周辺には、仏教寺院の壮大な建築物の数々が建ち並びます。タイで最も格式が高く、エメラルドの仏像が本尊である寺院ワット・プラケオ、巨大な涅槃像に加えタイ古式マッサージの総本山としても知られているワット・ポー、三島由紀夫の小説「暁の寺」のモデルとして描かれ、チャオプラヤーの川辺に端整な面持ちで佇むワット・アルン。その規模、細部にまで凝った意匠の芸術性、由緒ある歴史とどこをとっても素晴らしいものばかりで、タイの人々の仏教の教えに対する思いを感じ取ることができます。また近年、この周辺では古い建造物を活かしたおしゃれなレトロ・スタイルのカフェやデザイナーズ・ホテルなどがオープンし、注目を集めています。

タイの文化と歴史を学び、芸術に触れる［プラナコーン］

王宮ならびに王宮前広場周辺は、タイを代表する文化・芸術スポット。東南アジアで最大級でタイの歴史を美術品や考古学的資料などから学ぶことができる国立博物館、タイの伝統的な絵画から現代アートまでが常設展示されている国立美術館、タイ伝統舞踊を観ることができる国立劇場など、一日で廻りきれないほどの文化・芸術施設があります。またこの付近は、タマサート大学、シラパコーン大学、国立舞踊学校などが建ち並び、終日学生たちで賑わうエリアでもあります。

バンコクの文化発信地［カオサン通り］

アジアを旅するバックパッカーたちの拠点として、世界的にその名が知られた“バックパッカーの聖地”としても有名なカオサン通り。近年では若者たちが集うパブやクラブのほか、アートギャラリーやブティック、おしゃれなホテルやカフェなどが次々とオープンし、一躍バンコクの文化発信地に成長しました。毎年4月に催されるタイ正月をお祝いするお祭り“ソンクラーン”では、世界中から集まったたくさんの観光客が一斉に水を掛け合って楽しみます。

古くからの問屋街など懐かしい街並みを散策［バンコク都庁周辺］

バンコク都庁前にそびえる高さ21メートルの赤い鳥居のようなサオチンチャー。かつては毎年陰暦の2月に人間界を訪れるバラモン教の神々をお出迎えするため、若いバラモン僧らがここにかけられた大ブランコに乗り、吊るされたボールを奪い取るという儀式が行われていた場所です(儀式は1932年に廃止）。周辺にはバラモン教や中国仏教の寺院、そして100軒以上の仏具問屋が軒を連ね、通りには大小の金色の仏像をはじめ、僧侶の修行に欠かせない鉄鉢やうちわなど、日本では見かけないような品々がところ狭しと並んでいます。また、一歩路地裏に入れば、昔ながらの人々の暮らしが垣間見え、カメラを構えればどこも絵になる風景ばかり。ところどころに古い民家などを改築したおしゃれなカフェやゲストハウスも建っていて、発見や出会いを楽しみながら散策することができます。

リバーサイドで優雅にディナー［チャオプラヤー川畔］

チャオプラヤー川のほとりにある、おしゃれなレストランでのディナーはバンコクの定番の楽しみのひとつです。ライトアップされて夕暮れの空に美しく浮かび上がる王宮寺院やワット・アルン、ラーマ8世橋、川面をゆっくりと行き交う舟などリバーシティ・バンコクの異国情緒を存分に満喫することができます。そんな景色を眺めながら、美味しいタイ料理に舌鼓を打つディナークルーズもおすすめです。

基本情報

位置

日本から直行便で約5時間〜5時間30分

隣接する県

ナコーンパトム、アユタヤ、サムットソンクラーム、スパンブリー、カンチャナブリー

旅の季節

年間を通じて楽しむことができます。

祭り・行事

官公庁や歴史的建造物などが建ち並ぶ旧市街のラッタナコーシン島を中心に、バンコク中の大通りがイルミネーションで飾られて賑わうプミポン前国王誕生祭(12月5日とその前後数日）、爆竹の音が響き渡るなか獅子舞やパレードなどが街なかを練り歩くチャイナタウンの春節祭(例年1月下旬〜2月中旬)など、バンコクは年間を通じてさまざまな催しが行われ、常に活気があふれています。