「サオ・チンチャー」があるエリアは、ラッタナーコーシン時代から現在まで、バンコクの中心になっています。“ジャイアントスウィング”ともいわれていて、タークシン王の時代から東にあった都を西(トンブリー)に拡張することを決定した後、ラーマ1世の時代に建設されました。辺りは街を囲む運河があった場所で、街の中心として神社やバラモン教の寺院とともに”ジャイアントスウィング”建立の場所に選びました。
バンコクのシンボルにもなっている「サオ・チンチャー」は、ワット・スタットの目の前にある高さ21.15メートルの2つのそびえ立つ赤い柱です。蓮の花の形をした台座は骨材コンクリートで、台座のアーチには「サオ・チンチャー」の歴史を物語る石が刻まれています。メインの柱2本とそれを支える2本ずつ短い柱などすべてチークの木でできてて、その2本の柱を結ぶ上部の赤く塗られたフレームには美しい彫刻が施されています。
また、「サオ・チンチャー」は、古代ヒンドゥー教の叙事詩によるとスイングセレモニー(トリヤンパワイのセレモニー/Ceremony of Tri-yampawai)のために建てられた建築物の1つといわれています。今日見られるジャイアントスウィングは、2007年9月に再建されたもので、新しい柱はタイ北部プレー県のゴールデンチークの木でできています。タイの人々はもちろん、外国人の間でもよく知られているバンコクで最も歴史的に重要な観光名所のひとつで、プラナコーン地区を含むジャイアントスウィングがあるエリアの建物は、ラッタナーコーシン初期のスタイルのまま残されています。
基本情報
名称 | サオ・チンチャー |
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名称(英) | Sao Chingcha |
URL | https://www.tourismthailand.org/Attraction/sao-chingcha |
住所 | Thanon Bamrung Mueang, Khwaeng Sao Chingcha, Khet Phra Nakhon, Krung Thep Maha Nakhon 10200 |
アクセス | バンコク中心部にあるワット・スタットの前、ワット・プラ・ケオ、王宮前広場のほど近く |
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