バーン・サムチョンヌアは、パンガー県タクワトゥン郡ガライ区にあるコミュニティ。一村一品の活動に力を入れていて、持続可能な観光による地域づくりに取り組んでいます。
このコミュニティの人々は、自給自足のシンプルライフを求めるイスラム教徒で、主な仕事は天然ゴム農家とマングローブ染めの特産品を販売しています。この地域の染め物は、パンガー県にある広大なマングローブ林と関わりがあり、熱帯の海岸に生息しているマングローブ=ヒルギ(紅樹)の皮を使用した絞り染めです。
数種類のマングローブの樹皮や根、茎、花、種子、葉など、自然の素材から染料を煮出し、その後染液を取り出します。布を入れて煮込み、一晩寝かせて石灰水に浸すことによって色を定着させ、水洗いして乾燥させます。糸や布を何度も浸けることで、深く美しい自然な色に仕上がります。時間をかけて染め重ねてゆくと茶色になり、繊維の種類や媒染剤により染め上がりの色合いは、薄茶から焦げ茶など多様なバリエーションがあります。
自給自足の暮らしからアイディアを得たマングローブ染めは、地元の商品に付加価値を付けて販売することにより、バーン・サムチョンヌアの人々が生み出す特産品の価値やイメージを高めるだけではなく、収入の安定にも結びついています。
基本情報
名称 | バーン・サムチョンヌアのマングローブ染め |
---|---|
名称(英) | Tie Dye Sam Chong Nuea |
URL | https://bit.ly/3kJxUIN |
住所 | 5/11 Kalai, Takua Thung District, Phang-nga 82130 |
アクセス | プーケット国際空港から車で約42km、所要時間約40分 |
電話 | 086-741-7949 |
地図 | Googleマップで確認する |