ビーチ・リゾート
タイは、目の覚めるような美しい海と手つかずの自然が残るビーチ・リゾートの宝庫。世界的な知名度を誇るパタヤやプーケットをはじめ、代々の王室に愛された保養地ホアヒンとチャアム、ダイナミックな石灰岩が切り立つ風景が印象的なクラビ、全島がココナッツの木に覆われていて、ダイビングやアイランド・ホッピングなどが楽しめるサムイ島やクラビなど、個性的で魅力あふれるスポットが国内に数多く点在しています。そんなすばらしい環境でのリゾートステイは、まさに極上のひととき。エメラルドグリーンに輝く海がすぐ目の前のオンザビーチのヴィラや絶景の崖上に建つホテル、隠れ家のようなデザイナーズホテルから、至れり尽くせりのラグジュアリーリゾートまで、ホスピタリティあふれるタイの人々が素敵な思い出作りを演出してくれます。
新鮮なシーフードにこだわったタイ料理や、心身ともに癒されるスパも魅力。そしてそのどれもが、コストパフォーマンスが高く、日本と比較すると手頃なお値段で提供されているのも、タイならでは。そのほかにもショッピングやナイトライフ、歴史的・文化的な建造物めぐり、大自然の中でトレッキングやゴルフなどタイのビーチ・リゾートの楽しみ方はさまざまです。
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[ 目次 ]
- オールマイティに楽しめるリゾート[プーケット/パタヤ]
- 王室御用達のラグジュアリー[ホアヒン/チャアム]
- 手つかずの自然とスパで癒される[サムイ島]
- 注目度上昇中の秘島リゾート[チャーン島]
- 美しい大自然を存分に味わう[タイ南部のリゾート]
オールマイティに楽しめるリゾート[プーケット/パタヤ]
タイのビーチ・リゾートといえば、まず名が挙がるのがプーケットとパタヤ。どちらも美しいビーチの数々と南国リゾートらしい開放的な街の雰囲気が魅力的なのに加え、マリンスポーツやゴルフなどのアクティビティも充実しているのが特徴です。「アンダマン海の真珠」と称えられアジアを代表するリゾート地・プーケットは、昼夜を問わずいつも賑やかなパトン・ビーチや高級リゾートが立ち並ぶバンタオ・ビーチなど美しいビーチを楽しむのはもちろん、別名「ジェームス・ボンド島」として有名なタプー島をはじめとした島々が浮かぶパンガー湾、あるいは世界中のダイバーの憧れであるシミラン諸島など、近隣の観光地やダイビングスポットなどへ足を伸ばす拠点としてもおすすめ。一方、タイ湾に面したパタヤは、バンコクやスワンナプーム国際空港からのアクセスが抜群で、日帰りでも行ける距離にあるのが魅力的。ウォーキングストリートでのナイトライフ、郊外にある象乗り体験やゴルフ場などさまざまなアクティビティはもちろん、クロコダイル・ファーム、サンクチュアリー・オブ・トルース、水上マーケットといったカップルから家族連れまで楽しめる様々なアトラクションも人気を集めています。また珊瑚が美しく、シュノーケリングなどに最適なラーン島へのアイランド・ホッピングなども楽しいひとときとなるでしょう。
王室御用達のラグジュアリー[ホアヒン/チャアム]
バンコクの南西、タイ湾に面したホアヒンとチャアムは、タイの王室の保養地として古くから発展した由緒正しきリゾート地。南北に長く伸びた遠浅のビーチでは、エンジン音のするマリンスポーツが禁止されているため、海辺のひとときをゆったり静かに過ごすことができます。名物となっている白い砂浜での優雅な乗馬に、地元のレストランで楽しむ新鮮なシーフードをふんだんに使った食事、さらに近郊に点在するバンコク王朝歴代王の美しい離宮を見学できるのも王室リゾートならでは。また20世紀はじめにタイ初のゴルフコースがオープンした歴史を持つホアヒンそしてチャアム周辺は、J・ニクラウス氏が設計したコースや、国際大会が開催されあの石川遼選手もプレイしたコースなど数多くの名門コースを擁するタイ国内有数のゴルフリゾートでもあります。ホテルもバジェットフレンドリーなリーズナブルなホテルから、静かなビーチが目の前に広がる高級リゾートまで幅広く揃っています。
手つかずの自然とスパで癒される[サムイ島]
島全体がココナッツの木で覆われていることから、「ココナッツ・アイランド」とも称されるサムイ島。自然と調和した開発が行われ、大人の洗練されたリゾートステイを心ゆくまで堪能できることが特徴です。活気あふれる南国リゾートの雰囲気たっぷりの東側、夕日が美しく素朴で静かな西側など、エリアごとにそれぞれ異なる魅力があり、宿泊施設も世界的な高級リゾートから隠れ家的なデザイナーズ・ホテルまで、予算や好みに応じてさまざまなタイプが揃っています。また、スパが充実しているリゾートが多いことでも知られており、豊かな自然に抱かれながらのリラックスタイムは心身ともに癒されること間違いなし。フルムーン・パーティーで有名なパガン(パンガン)島や、ユニークな景観のアーントーン諸島海洋国立公園へのアイランド・ホッピングも人気です。
注目度上昇中の秘島リゾート[チャーン島]
タイのビーチ・リゾートで近年注目を集めているのが、タイ湾の東、カンボジアとの国境近くに位置するチャーン島です。タイで2番目の大きさを誇りながら、島全体が海洋国立公園に指定されているため手つかずの自然が守られており、ビーチはもちろん、色とりどりのサンゴや海洋生物も美しく、ダイビングやシュノーケリングにも適しています。また熱帯雨林の原生林が広がる島の中央部ではエレファント・トレッキングなどの楽しみが、一方、沖合には遠浅の美しい海に囲まれたマーク島、よりワイルドな自然が残るクート島など魅力的な島々も。近年はスワンナプーム国際空港からの国内便に加え、チャーン島クロンソン村までの直行バスも運行が開始され、宿泊施設も欧米人バックパッカー御用達の宿から大型リゾートホテルまで、さまざまなタイプが揃っています。
美しい大自然を存分に味わう[タイ南部のリゾート]
アクティビティやナイトライフよりも美しい大自然を存分に味わいたいという方には、カオラックやクラビ、ランタ島、トランがおすすめです。カオラックは熱帯雨林と野生生物が保護された広大なカオソック国立公園に隣接する大自然が特徴。クラビは、その複雑な地形により海からしかアクセスできないビーチもあるという、まさに隠れ家的ビーチ・リゾート。そして、素朴な街並みと沖合に浮かぶ島々でのビーチ・リゾートが地元の人々に人気のトラン。また、近年ではより落ち着いたリゾートステイを楽しむことができる穴場として、アンダマン海に浮かぶランタ島(クラビ)も静かなブームになっています。
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アクセス
日本からバンコクまでのフライトは直行便で約6時間(成田・羽田・大阪・名古屋・福岡・沖縄・札幌から)。バンコクから各ビーチ・リゾートへのアクセスも、たとえばパタヤならスワンナプーム国際空港から車で約1時間30分、プーケットならバンコクで国内線に乗り換えて約1時間20分といった短時間で到着します。
シーズン
ベストシーズンは乾期(アンダマン海側が11月~5月頃/タイ湾側が2月~10月頃)となりますが、タイの雨期はスコールが短時間あるだけで日本の梅雨のように一日中降り続くものではないため、それさえ避ければ年間を通じてオフシーズンなく楽しむことができます。雨期は別名「グリーンシーズン」と称され、花々が咲きフルーツがおいしい季節です。また、ハイシーズンよりホテル料金が安くなるというのも魅力です。