ウボンラーチャターニー(ウボン)
東はラオス、南はカンボジアに接するムーン川に沿ったタイ最東部の都市。国境沿いに断崖絶壁からの壮大な景観や先史時代の壁画、磨崖仏が点在しています。
自然の美しさ、強い仏教徒の伝統とともに脈々と受け継がれている歴史や文化など、タイ東北部の魅力を五感で感じ取ることができます。
- 2024/10/10
- 2024/05/28
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パーテーム国立公園
岩盤と森林に覆われた高原に広かる340㎢もの広さを持つ自然公園です。断崖の上から見下ろすメコン川流域の景観。季節になると岩の平原一面にさまざまな植物が花を咲かせます。また公園入り口近くにそびえ立つキノコ型の岩は、表面に貝殻の化石が張り付いていて、古生代はここが海面下であったことがわかります。一番の見所は、断崖絶壁に描かれた壁画で、3000~4000年前の人々の生活を表したものが300以上発見されています。
ワット・プラタート・ノンブア
1957年に建てられた、東北地方で唯一のインド様式を取り入れた寺院で、57mのピラミッド型の仏塔には仏教にまつわる神話が見事に描かれています。
ケーンタナ国立公園
メコン川とムン川の豊かな自然に囲まれた美しい国立公園で、キャンプロッジも完備。近年ではエコツアーなども盛んです。入口正面には「Tana Rapids」(死の岩棚)と呼ばれる入り江があり、険しく切り立った岩底とその間に密生する木々のため、古代は多くの船がここで沈没したと言われています。休憩所には世界最大の石造りのテーブルとイスも。
キャンドル・フェスティバル
すべての仏教僧が寺院からの外出を禁止されるカオ・パンサー(安居入り)の時期(7月頃)、ウボンラーチャターニーでは郷土職人の技術と宗教的な捧げ者の展示が見どころの祭が開催されています。地元の寺院に寄贈される前に様々なサイズ・形の精緻な彫刻を施された蜜蝋キャンドルのパレードが行われます。
ウボンラーチャターニー(ウボン)の基本情報
位置
タイの最東部の都市、バンコクから北北東へ約630キロメートル。東には隣国ラオス、南にはカンボジアに接しています。
隣接する県
シーサケット、アムナートチャルーン、ヤソートン
旅の季節
年間を通じて暖かい気候、平均最低気温約17度、平均最高気温約36度。11月から2月頃がもっとも涼しく過ごしやすい季節となっています。
行き方
飛行機
スワンナプーム国際空港からウボンラーチャターニー空港行きタイ国際航空(1日2便)、タイ・スマイル航空[所要約1時間5分]。
鉄道
バンコクのフアランポーン駅から快速/急行列車が1日6本[所要約10時間]。
バス
バンコク北バスターミナル発、6:40時から21:30時まで1日6本運行[所要時間約10時間]。
県内・市内交通
ウボンラーチャターニー空港から市内へはすぐ。観光地へは車をチャーターして回るのがおすすめです(1日約1,500バーツ~、ガソリン代別)。市内の移動はタクシー、軽トラックの荷台に客席と幌をつけた乗合いタクシー「ソンテウ」、バイクタクシーが基本。また、市内の2ヶ所とバスターミナルから大方デパートとの間は無料シャトルバスが運行。
名物・特産品
ムーヨー(豚肉をバナナの葉で包んで蒸す豚肉蒲鉾)と手織物。
注意事項
遺跡や寺院を訪ねる際、露出度の高い服装を避けてください。仏像を触ったり、上って写真撮影したりすることは厳禁です
主要連絡先
TATウボンラーチャターニー | 045-243-770, 045-250-714 |
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ウボンラーチャターニー観光警察 | 045-245-505, 045-254-914 |
ウボンラーチャターニー・バスターミナル | 045-312-773 |
サッパシットティプラソン病院 | 045-244-973 |