バーン・バン・ロンは、プーケット県のパークローク地区にあるイスラム教徒のコミュニティ。ここでは、コミュニティの人々が天然資源と地元の文化を伝えることで生計を立てていて、この地区にある9つの村でコミュニティベースド・ツーリズムの観光を受け入れています。このコミュニティの人々は高齢者の主な収入にもなっている漁業や農業に従事しており、環境や文化に関連するアクティビティを用意して、観光客にコミュニティについて学んでもらう機会を提供しています。それは、このコミュニティの若い世代が、その体験を訪れた観光客と共有することによって、古い伝統や継承を維持することの重要性を認識するきっかけにもなっています。
パイナップル農園の訪問では、高温多湿の気候で育つ新鮮なパイナップルを味わい、コミュニティの人々からアドバイスを受けながら、自分でパイナップルを選ぶ方法を学びます。次に、パイナップルを使ってデザート作りを体験します。
「Bank Crab」プロジェクトは、コミュニティの環境を維持するための新しい試みで、卵を持ったメスのカニを保護することを目的としています。地元の生態系に生息するこのカニは、このコミュニティで生活する漁師の大きな収入源になっています。保護に関する知識を学び、カニの個体数の減少を防ぐために、卵を持ったメスのカニのための養殖場の開発を支援しています。カニは卵が孵化するまで養殖場で育てられ、その後川に放流されます。このプロジェクトは、川の生態系のバランスを保つ試みでもあります。このコミュニティを訪れた際に、運が良ければそれらのカニを放流しながら、生態系について学ぶこともできます。
また、マングローブ林はこのコミュニティの生態系にとってとても重要であり、トビハゼ(オキスデルシス)、カキ、エビ、カニなどのさまざまな種類の生物や鳥などの生息地になっています。バーン・バン・ロン・コミュニティの周辺にはマングローブ林がたくさんあり、この環境を長期的に維持するために必要なもうひとつのアクティビティは、マングローブの植樹です。コミュニティの人々が参加者それぞれにマングローブの苗木を提供し、泥に覆われたマングローブ林に一緒に植樹します。マングローブの植え付け活動は特定の時間に行われ、水位に応じて毎日異なります。マングローブ林はとても生産的な生態系であり、私たちに良い影響をもたらす大切な役割を果たしています。
基本情報
名称 | バーン・バン・ロン・コミュニティ |
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名称(英) | Baan Bang Rong Community |
URL | https://7greens.tourismthailand.org/green-attraction-en/baan-bang-rong-community/?lang=en |
料金 | 1,500バーツ~/人 |
住所 | Pa Klok, Thalang District, Phuket 83110 |
アクセス | パトン・ビーチから車で約40分 |
電話 | 084-309-9131 |
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