バーン・プルアン城(プラサート・ヒン・バーン・プルアン)は、東に面した大きな長方形の赤土の基礎に建ち、1つの正面扉と3つの装飾扉があるプラサート(城)です。U字の堀に囲まれていて、近くに大きな貯水池(タイ語でバライ)があることから、この地域はかつて古代の集落の跡地であったと考えられています。
プラン(建物の上部)は砂岩で建てられ、レンガでできていましたが、完全に崩壊しました。そのため、お城は半分しか残っていませんが、その周りの石の彫刻の職人技は精巧で美しいです。
お城の正面である東の切妻には、インドラ神が降らせた酸性雨から牛飼いたちを守るために山を持ち上げているクリシュナ神の姿が彫られています。東と南のまぐさ(窓や扉等の開口部の上下にある横架材)には、”ルアンケオ”と呼ばれる装飾アーチの内側にエラワン象に乗ったインドラの像が彫られていて、上部の彫刻は口から花輪をくわえているカラマスク(Kala Mask)です。北側の鴨居には、ナーガ・カーリヤと戦うクリシュナ神の像が彫られていて、西側には何も彫られていません。さまざまな動物の物語を伝える彫刻もあり、豊穣の神と信じられているインドラ神に捧げられたプラサートに動物が一緒に彫られたのはこのお城が初めてでした。
基本情報
名称 | バーン・プルアン城 (プラサート・ヒン・バーン・プルアン) |
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名称(英) | Prasat Hin Ban Phluang |
URL | https://www.tourismthailand.org/Attraction/prasat-hin-ban-phluang |
営業時間 | 08:00~18:00/祝日クローズ |
料金 | 50バーツ |
住所 | Ban Phluang Prasat Surin 32140 |
電話 | 044-514-447 |
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