カラフルな水中景観、魚影の濃さ、そしてダイバーたちの憧れであるジンベエザメやマンタといった「大物」が多く出現することなどが、タイの海の特徴です。マレー半島の西側に広がるアンダマン海(インド洋)と、東側に広がるタイ湾(太平洋)がタイのダイビングフィールド。この全く異なる東西の海はエリアによってベストシーズンが異なるため、一年中どこかでタイの海を楽しむことができます。
さらに素晴らしい水中景観に加えて、リーズナブルな料金で受けることのできるマッサージやスパ、現地の食材やハーブを生かしたタイ料理、多彩な観光スポットなどアフターダイブが充実していることも、タイのダイビングならではの魅力。ビギナーはもちろん、世界の海を潜ったエキスパートも、タイでのダイビングを十分に楽しむことができます。日本人スタッフが常駐するダイブショップも多く、言葉の心配もいりません。
1. プーケット&カオラックを拠点にダイビング
2. スケジュール
3. おすすめダイビングポイント
4. アフターダイブ
5. プーケット&カオラックのホテル
6. プーケット&カオラックのダイビングショップ
プーケット&カオラックを拠点にダイビング
世界有数のリゾート地として知られるプーケット。プーケット国際空港から車で約50分のところにあるパトン・ビーチやカタ・ビーチにダイビングショップが集まっています。ダイビングスタイルは各ショップによりさまざまで、クルーズ船を利用したシミラン諸島やヒンデーン、ヒンムアンへのトリップからピピ島を含めた近郊ポイントへのデイトリップなど、南北アンダマン海のポイントを網羅できる位置にあります。
宿泊施設や食事、アフターダイブの選択肢がバラエティに富んでいるのも世界中のダイバーがダイビングの拠点として集まる理由と言えるでしょう。
欧米人のリゾート地としては以前から人気があったカオラックは、プーケット国際空港から車で約1時間という立地と、シミラン諸島周辺のダイビングポイントにデイトリップで無理なくアクセスが可能なことから、現在ではアンダマン海北部ポイントへの玄関口としてダイバーで賑わっています。
長期滞在型のホテルや洗練された近年では高級リゾートが立ち並び、町はプーケットと比較すると静か。ローカルな雰囲気も味わうことができ、タイの繁華街のような賑やかな場所を好まない人には特におすすめです。
アンダマン海のダイビングシーズンは11月から4月頃まで。プーケットやピピ島周辺ではオフシーズンでも風の当たらないエリアでダイビングが可能です。
スケジュール
プーケット&カオラックからシミラン諸島へのデイトリップ
06:00 プーケットのホテルにてダイビングサービスがピックアップ
08:00 カオラックのホテルにてダイビングサービスがピックアップ
08:30 カオラックの港からスピードボートで出港
10:00 シミラン諸島に到着
11:00 ダイビング1本目
12:00 昼食
13:30 ダイビング2本目
15:00 スピードボートでカオラックの港へ
16:30 港に到着
17:00-19:00 ホテルに到着
プーケット&カオラックからシミラン諸島へのクルーズ
▶1日目
06:00 プーケットのホテルにてダイビングサービスがピックアップ
08:00 カオラックのホテルにてダイビングサービスがピックアップ
08:30 カオラックの港からスピードボートで出港
10:00 シミラン諸島に到着
11:00 ダイビング1本目
12:00 昼食
13:30 ダイビング2本目
14:30 休憩
16:30 ダイビング3本目
17:30 休憩
19:00 ダイビング4本目
20:00 夕食
▶2日目
07:00 起床&軽めの朝食
07:30 ダイビング5本目
09:00 朝食
11:00 ダイビング6本目
12:30 昼食
13:30 ダイビング7本目
15:00 休憩
17:30 ダイビング8本目
20:00 夕食
(リチェリューロックへ移動)
▶3日目
07:00 起床&軽めの朝食
07:30 ダイビング9本目
09:00 朝食
11:00 ダイビング10本目
12:30 昼食
13:30 ダイビング11本目
15:00 スピードボートでカオラックの港へ
16:30 港に到着
17:00-19:00 ホテルに到着
おすすめダイビングポイント
ノースポイント
シミラン諸島の北端にあるNo.9 の北側に位置するノースポイント。巨岩が点在するダイナミックな地形景観もさることながら、深場の砂地にいるアケボノハゼやジョーフィッシュは見ていて飽きない。時にはマンタが現れることも。ウミガメも現れることがあり、運が良ければ食事シーンを目撃することも。透明度がいいときは特に気持ちのいいポイントで、トラフザメに遭遇することもある。
エレファントヘッドロック
シミラン諸島の中でもダイナミックなポイントと言えばココ。水面に出ている岩の姿が象の頭や背中に似ていることからこのような名前がついています。水中から見上げる岩の塊は壮観!折り重なる岩の間を抜けていくスイムスルーもたくさんあり地形派にはたまりません。水底にはダイバーに人気のアケボノハゼや美しいベラの仲間がおり、中層はタカサゴの仲間がどこからとも無く何千もの群れでやってきます。マンタも現れることもある豪快なポイントです。
☛エレファントヘッドロックの写真はこちらでも見られます
สำนักอุทยานแห่งชาติ, กรมอุทยานแห่งชาติ สัตว์ป่า และพันธุ์พืช
シャークフィンリーフ
シャークフィンリーフはNo.3の南東から1km 以上にわたって続くダイナミックな隠れ根ポイント。30m 以深から切り立った岩がサメの背ビレのように水面に見え隠れするため、この名がついたと言われています。根の東側には人工的に切り取った遺跡のような場所があり、冒険心がそそられます。時に流れが速くなることもあり、根のそばで隠れているとイエローバックフュージュラなどのタカサゴ系の魚が川の流れのように通り過ぎていくことも。
スリーツリー
シミラン諸島の北の端、No.9の北東部をドリフトで潜ります。島に生えている3本の木を目印にエントリーするためスリーツリーと呼ばれるようになりました。見どころは、水深10m前後に続くすばらしいサンゴ。特に枝サンゴの群生の上にはキンギョハナダイ、デバスズメダイが乱舞し、泳いでいるだけでも気持ちがいいポイントです。棚の上にはナポレオン、水深20m以深の砂地ではレオパードシャーク、ブラックチップシャークと大物も出現。マクロ系ではオーロラパートナーゴビー、ヒレナガネジリンボウ、ジョーフィッシュなどが見られる。
アニタズリーフ
アニタズリーフはシミラン諸島東側の中でも癒し系ナンバーワンを争うポイントと言われており、水深5mほどの棚には、ハードコーラルが生い茂り、インド洋の固有種と言われるコラーレバタフライフィッシュが群れています。水底は白い砂地になっていて、何千ものガーデンイールが首を長くしてエサを食べている様子が見られます。ヒレナガネジリンボウやオーロラパートナーゴビーもこのあたりで観察できます。
このポイントのハイライトはダイビング後半に現れる、ソフトコーラルで覆われた岩。岩を覆い尽くすかのように群れているスカシテンジクダイ、そしてそれを追いかけるカスミアジの群れ。ウミウチワにはユカタハタの姿や、クダゴンベなどのアイドル系の魚も着いている癒し系砂地ポイントです。
ボン島
パンガー県のボン島は、マンタ出現率ナンバーワンとも言われる大物ポイント。特に1月以降に頻繁に現れることが多く、時には5枚、6枚のマンタが同時に舞い踊る姿も確認できます。マンタは大きいもので体長約5m、畳4畳半ほどの大きさのものも。他にもレオパードシャークやアケボノハゼなどがおり、マンタが出ないときでも楽しむことが出来ます。
タチャイ島
スリン諸島とボン島の間に位置するタチャイ島は、美しいビーチが広がり上陸も可能です。島からほど近いツインピークスと呼ばれる隠れ根で潜ります。また、お椀を伏せた形のメインの根の北にもう1つの離れ根があします。ツバメウオ、ギンガメアジ、タカサゴといった魚群に事欠かないだけでなく、マンタ、ナポレオン、トラフザメ、稀にジンベエザメまで現れるというポイントです。
リチェリューロック
タイを代表するアンダマン海随一のダイビングスポットであるリチェリューロックは、マレー半島とスリン諸島の間に位置する隠れ根ポイント。色とりどりのソフトコーラルに覆われた隠れ根はクロワッサン型をしており、潮当りのよい北側にはギンガメアジやタカサゴの群れが現れます。水深25m前後にはタイガーテイルシーホースが頻繁に見られ、他にも固有種であるトマトアネモネフィッシュなどアイドルもたくさん。ジンベエザメも年によっては頻出します。
☛プーケット周辺のダイビングポイント
ラチャ・ノイ島
ラチャ島のダイブサイトのなかでもプーケットから一番遠い場所にあるラチャノイは、岩の折り重なるダイナミックな水中景観と透明度を楽しめます。ジンベエザメ、マンタ、バラクーダなどの大物との遭遇率が高いのも特徴です。島北部にあるノースポイントや南部にあるサウスチップというポイントには大物、群れが多数出現します。クダゴンベやアケボノハゼなどの人気のあるマクロ生物も充実。島の東側にあるバナナビーチは打って変わって癒し系の穏やかなポイントもあります。
ラチャ・ヤイ島
ラチャ・ヤイ島は、ラチャ・ノイ島の北部、プーケットから約1時間半ほどのところにある島です。南北に大きな島なので、アンダマン海のシーズンオフと言われる5月以降の雨期でも島の東側はうねりを避ける事ができ、年中ダイビングが可能です。穏やかなポイントが多く、体験ダイビングから講習、ファンダイブまで多くのダイバーが訪れます。東側にはサンゴの群生があり、スズメダイが群れ、沈船のポイントも2箇所ほどあります。雨期にはマンタなどの大物も現れることもあり、あなどれないポイントです。
アフターダイブ
▼プーケットのビッグ・ブッダ
プラ・プッタ・ミンモンコン・エークナーキーリー大仏は、プーケットのナークッド丘の頂上にある幅25m×高さ45mの大理石造りの大仏。巨大な姿は「ビッグブッダ」とも呼ばれています。プーケットを訪れた際にはぜひ行きたいスポットです。
▼プーケット・タウン
旧市街地やオールドタウンとも呼ばれるプーケット・タウンは、中国とインドの貿易の拠点として栄えた時代に、移民の交わりによって育まれた独自の文化が残る街。近年ではおしゃれなカフェやショップが増え、フォトジェニックで華やかなムードを楽しむことも。
▼プーケットでグルメを味わう
2018年11月に出版されたミシュランガイド以降、バンコクはもちろんタイ南部のプーケットとパンガーからも数多くのレストランが選出されるなど、近年プーケットのグルメが注目を集めています。
▲ミートンポー
▲ウー・チャラワン
▼プーケットの自然に触れる
島内77%を山地が占め、熱帯モンスーン気候のプーケットでは、うっそうと生い茂るジャングルを満喫できる様々なアクティビティを体験できます。プーケット・タウンから比較的近い山岳地域にあるジップラインパーク「ハヌマン・ワールド」や動物保護の観点から象乗りやショーなどの調教は一切行わず、野生に近い象の姿を観察することができる場所も。
☛プーケットの特集記事もcheck!
次に旅するなら、プーケットでしょ!思い出に残る、タイで卒業記念家族旅行~プーケット編~満喫女子旅!プーケット旅行がもっと楽しくなる5つのこと
- プラ・プッタ・ミンモンコン・エークナーキーリー大仏
- プーケット・タウン
- シャークフィンリーフ
- ミートンポー
- ウー・チャラワン
- ツリー・トップス・エレファント・リザーブ
- プーケットの観光スポット
- プーケットの特集記事
- プーケットガイドブック
プーケット&カオラックのホテル
プーケット
プーケット国際空港から車で約50分のところに位置し、プーケットで最も観光客に人気のパトンビーチ周辺のエリアにはお好みや予算に合わせて選べるホテルが点在し、ローカルの露店やショッピングモールでのお買い物や、一軒家スパやタイ古式マッサージ店でリラックスするなど、アフターダイビングの楽しみが沢山。夜は、ビーチ沿いの賑やかな通りやバンラー通り(バングラ通り)、セカンドビーチロードにあるバーやクラブでナイトライフを満喫することも。南国ならではの賑わいを求めるなら、パトンビーチに滞在するのがおすすめです。
カオラック
シミラン諸島周辺のダイビングポイントにデイトリップで無理なくアクセスが可能なのがポイント。長期滞在型のホテルや洗練された高級リゾートが立ち並び、町はプーケットと比較すると静か。ローカルな雰囲気も味わうことができ、ゆったりと過ごしたい方におすすめです。
▲ラ・ベラ・カオラック
▲ラ・フローラ・リゾート&スパ・カオラック
プーケット&カオラックのダイビングショップ
プーケット
カタダイビングサービス
☛www.thailandtravel.or.jp/kata-diving-service
ほうぼう屋プーケット店
☛www.thailandtravel.or.jp/hobo-ya-phuket
アットプーケット
☛www.thailandtravel.or.jp/at-phuket
グリーンダイバープーケット
☛www.thailandtravel.or.jp/green-diver-phuket/
ディーオー
☛www.dophuket.com
ナイスダイブプーケット
☛www.nicedivephuket.com
ブルーマリーンサービス
☛bluemarine-divers.com
シービーズダイビング*
☛sea-bees.com
サンタナダイビング*
☛santanaphuket.com
*マークは日本人スタッフなし
カオラック
ビッグブルーダイビング
☛www.thailandtravel.or.jp/big-blue-diving
イーダイブ
☛www.thailandtravel.or.jp/edive-khaolak/
グリーンダイバープーケット
☛www.thailandtravel.or.jp/green-diver-phuket/