タイ南部にあるカオソック国立公園は、パンガー県のビーチリゾート、カオラックから車で片道1.5時間～2時間ほどの距離にあるパンガー県の隣のスラーターニー県にある生物多様性に富んだ原生林です。アマゾンの熱帯雨林よりも古く、世界最古の熱帯雨林の一つと言われています。1980年12月にタイで22番目の国立公園に指定され、石灰岩の山地からなる公園の総面積は738.74㎢の熱帯ジャングル。ダイナミックな峡谷やカルスト地形を形成している切り立った岩壁は息を呑むほど美しく、大自然の神秘的なパワーを感じます。

カオラックから日帰りツアーで楽しめるアクティビティとして、公園内にあるチャオラン湖(ラチャプラパーダム)という人工湖を2時間ほどで周遊するクルーズツアーが人気です。面積168㎢、水深20～200ｍある人工湖をクルーズしながら、「タイの桂林」と呼ばれている100を超える小島が連なる迫力満点の景観を船上から堪能できます。この石灰岩の岩山の頂上からはサンゴの化石が発見され、2億8千万年前は水中にあったのではないかともいわれています。

その他にも、象と触れ合う体験やカオソック川を4kmほど筏で下るバンブーラフティングなどのアクティビティも楽しめます。また、国立公園内には象やトラなどの哺乳類をはじめ、鳥類、昆虫、魚類など約400種類以上の生き物や世界最大の花と言われる「ラフレシア」も生息。毎年12月頃から4月頃までの数ヶ月間が最もよい時期で、ラフレシアが咲くこの時期にガイド付きのツアーで公園内をトレッキングし、運が良ければ花を観賞することもできます。湖の周辺には、水上バンガローやレストランもあり宿泊も可能。タイの大自然を心ゆくまで満喫できるパワースポットです。

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