マングローブ林が生え茂るサムットサーコーン県コークカーム地区は、エビをはじめとする魚介類の養殖や塩田などが盛んなエリア。また、野鳥にとってもエサが豊富にあるため、毎年12~2月頃シベリアやカムチャツカ半島などからチドリ目やシギ科など湿地で生息する鳥が約40種類以上が越冬してきます。
数年前から地元の自然保護団体を中心に、湿地に数万本の竹の竿を立ててマングローブを海水の浸食から防ぎ、野鳥たちを守ろうとする活動を行っています。その成果により、近年ではヘラシギ(Spoon-billed Sandpiper)やウズラシギ(Sharp-tailed Sandpiper)、オオハシシギ(Asian Dowitcher)など、バードウォッチャーの間で貴重な存在とされる野鳥たちも確認されるようになりました。
また、タイ湾に面している近くの海では、その数が年々減少している淡水イルカ(イラワディ・イルカ)の姿が見られることもあり、地元の人々の間でちょっとした人気のスポットになっています。
基本情報
名称 | コークカーム・バード・サンクチュアリー |
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名称(英) | Khoakham Bird Sanctuary |
期間 | 毎年2月頃がベストシーズンで8月にも観察できます |
住所 | Moo 3 Khoakham, Samutsakorn74000 |
アクセス | マハーチャイ市内から約7km |
電話 | コークカーム自然保護活動団体:087-082-8486 、タイ国政府観光庁サムットソンクラーム事務所: 034-752-847, 034-752-848 |
備考 | パンターイ・ノラシン祠あたりとその周辺も観察するポイントのひとつ |
地図 | Googleマップで確認する |