アユタヤ王朝第3代・ナラーイ王によって、即位した1656年に現在の中央部ロッブリー県に建設された離宮。崩御した1688年まで雨期以外、ナラーイ王はここで海外からの来賓と接客し、アユタヤ朝の統治をしていたと伝えられています。ナラーイ王は、西洋諸国との外交・貿易を盛んに行っていたなどのこともあって、アーチ型の玄関の宮殿をはじめ、迎賓館のバーン・ウィチャエーンやカトリック教会など西洋の建築様式を取り入れた建物が数多く造られました。また、バンコク王朝のラーマ4世王(在位1851-1868年)が夏の離宮として修復のうえ、さらに新しい宮殿を建設。現在、これらの宮殿はアユタヤ王朝の品々約1,800点を展示する博物館として使用・公開されています。また、ナラーイ王時代に建立されたクメール様式のプラング・サーム・ヨード(三つの塔堂)やプラング・ケークなど周辺には比較的きれいに整備・保存されている遺跡が数多く点在し、短時間で回ることもできます。
基本情報
名称 | プラ・ナラーイラチャニウェート国立博物館 |
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名称(英) | King Narai's Palace/Somdet Phra Narai National Museum |
営業時間 | 博物館は08:30~16:00まで/定休日は月・火・祭日。ナラーイラチャニウェート宮殿は08:30~18:00まで/定休日は月・火 |
料金 | 博物館の入場料:30バーツ |
住所 | Phra Ram, Tha Hin, Muang Lop Buri, Lop Buri 15000 |
アクセス | 北バスターミナルからロッブリー行きのバスが毎日05:00~20:30まで30分間隔で運行。フアランポーン駅からの列車もあり。 |
電話 | 036-411-458 |
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