トラン最大の島、「リボン島」は面積が40,000㎢あり、リボン諸島野生生物保護区の一部です。島の住民のほとんどがイスラム教徒で漁村が数多くあり、今でも漁業とゴム農園で生計を立て、質素な生活を送っています。

「リボン島」には、砂浜やマングローブ林、絶滅危惧種の哺乳類であるジュゴンの食料源となる海草(アマモ)の生息地帯など、さまざまな生態系が広がっています。このエリアに生息している野生のジュゴンは、リークパイ橋(Leekpai Bridge)のたもとにあるジュゴン観察塔、またはカオ・バトゥプテイ(Khao Batu Putei)の頂上から観察することができますが、とても神経質な生き物で船のエンジン音にも反応して逃げてしまうため、その姿を見かけることはごく稀です。

また、この島には海鳥や湿地鳥などの渡り鳥が数多く生息しています。ハート・ヤカやストーンブリッジ、海の真ん中にあるポイントなど観察スポットも豊富です。島には、観光客向けのホームステイもあり、ローカルな生活を体験することができます。島周辺にはダイビングポイントもあり、水中景観を楽しむこともできます。

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