福建省の潮州地方から移民してきた中国系住民らが建てたとされる、バンコクでもっとも古い祠のひとつ。境内に残った石碑からは、1658年に建立したとされていますが、これはアユタヤ王朝にあった別の寺院からもってきたもので、実際の建立時期はその後のラーマ1世(1782~1809年)ではないかといわれています。
祀られる「龍尾」の神様は、交通安全にご利益があり、年中参拝者で賑わいます。また、祠の中にある真ん中のテーブルの4本足に赤い布を巻きつけると、商売が繁盛するといわれ、遠くはシンガポール、マレーシアからも中国系の参拝者が訪れるそうです。この祠があるソイ16(ソイ・イサラヌパーブ)はチャルーンクルン通りとヤワラー通りを結ぶ長さ500メートルの近道の真ん中にあり、風水的に龍のおなかの部分にあたるこの場所が、商売にいい場所だと中国系住民の間で信じられてきたためです。実際にこの周辺には繁盛している店が軒を連ね、地元では「タラー(ド)・マイ」(新しい市場)として知られています。
基本情報
名称 | レン・ボァイ・イア(龍尾廟) |
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名称(英) | Leng Buai Ia Shrine |
料金 | 拝観無料 |
住所 | Charoenkrung Rd Soi 16, Sampantawong, Bangkok |
アクセス | MRTワット・マンコーン駅より徒歩2分 |
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