へウスワット滝とパークルアイマイ滝のネイチャー・トレイルは、世界自然遺産に登録されているカオヤイ国立公園の全体の面積の約7分の1のエリアを占めています。 約3kmの距離を2時間ほどかけて歩くと、さまざまな形で自然を楽しむことができます。

パークルアイマイ滝までは道がコンクリートで舗装されており、緑の竹林が点在し大木が生い茂る常緑の熱帯雨林を通り、フアイタコン(Huay Takong)の小川に沿って続く歩きやすいコースになっています。パークルアイマイ滝は、パー=崖、クルアイマイ=蘭を意味し、崖のいたるところにさまざまな種類の蘭がぶら下がるように咲いています。ここから、もうひとつの有名なヘウスワット滝に続く別のトレイルがあります。

朝の森林浴に出かけると、運が良ければ、蝶や珍しいカメレオンなど小川の周辺に生息する野生生物をみることができます。五感を研ぎ澄ましてゆっくりと森の中を歩いてゆくと、心が解き放たれ木々の声や普段は気付かない自分自身の心の声を聞くことができるかもしれません。また、「フィトンチッド」という樹木などが発散する揮発性物質によって血圧が下がり脈拍も安定し、ストレスホルモン「コルチゾール」が減少するといわれているので、疲労が回復し心身共にリフレッシュできます。

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