若い頃はいつどんな飛行機に乗せられたとしても、これからの旅が楽しみ過ぎてなんとも思わなかった。年を重ねるごとに飛行機に乗る機会も増え、移動時間の大切さが気になるようになった。今では飛行機選びが、旅の重要ポイントの一つになっている。
今回、『New New Thailand』の旅をサポートしてくれたエアラインは「ZIPAIR」。
2020年に成田国際空港ーバンコク/スワンナプーム国際空港便が就航という比較的新しいエアラインなので楽しみだった。しかもJALが運営するLCCなので安心感もアップ。
これまでも何度かLCCを利用したことはあった。けれど、特に海外ブランドではウェブサイトの予約がスムーズに進まないことがあったりして、不安になることもあった。また、短いフライトならまだいいけれど、長いフライトではシートの狭さや快適性が気になってしまう。
今回は便の予約も、シートの指定や預け荷物の申し込みもすんなり。
LCCだから成田空港の第3ターミナルかな?と思ったらなじみのある第1ターミナルっていうのもうれしいところ。
スタンダード席に座った。JAL国内線のエコノミー席と変わらない広さで快適だし、そしてなによりも機内や座席の隅々まで気配りされていて清潔感もあり好印象。
現地に到着してすぐ行動する僕にとって機内の快適性って最重要ポイント!座席にモニターはないのだけれど、USBと電源があるし、フルサービスキャリア(FSC)でも有料なWi-Fiが、無料で使えるのはとてもうれしい!なんなら電源とWi-Fiさえあればモニターはいらない。そして気が利いているのはスマホやタブレットを立てるスタンドがあるってところ。もう完璧です。
空の上からでも友だちに連絡も取れちゃうし、バンコクに到着してからの予定もネットを駆使して立てられちゃう。出発前にドタバタと残してきた仕事があったけれど、機内でメールのやりとりやデータの送信、アポ取りなどもできたのでとても助かった。機内専用のエンターテイメントにつなげれば映画や音楽にもアクセス可能。食事やドリンクのオーダーもできるし、どのあたりを飛んでいるのかな?って僕が好きなフライトマップも見ることができた。ネットで事前にオーダーしていた食事にも大満足。
至れり尽くせりのフルサービスキャリアも快適だけれど、必要な物だけを自由にセレクトして気軽に搭乗するというのは自分でアレンジするのが好きな僕の旅のスタイルにはぴったり。快適性と気軽さ、「ZIPAIR」はこれからの時代の主流になっていくんじゃないかなと思う。
文/写真 竹村卓
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ZIPAIR公式サイト
https://x.gd/zipair外部リンク
■ カルチャーブック『NEW NEW THAILAND 僕の好きなタイランド』