<TTRウィークリー記事より>
バンコク、2013年11月4日:
日本は中国・韓国と並ぶ主要マーケットとしてタイの観光産業に大規模な送客を続けている、とタイ旅行業協会(ATTA)のチャルーン秘書官は月例審査報告において加盟各社に話した。同氏は先週末行われた協会の会合で、日本は観光業の送客マーケットのトップに位置し、しばしばASEAN+3(日本・中国・韓国)として認識される、と説明した。
日本は、韓国や中国よりはるか前の60年代までさかのぼるタイの最も古い観光マーケットの一つ。これは、日本や東南アジア諸国とアメリカ、ハワイをつないだトランス・パシフィック航空によるものが大きい。同社は追加収益を上げるため、東京から格安便をバンコクに運航していたが、これが観光業の成長を後押しすることになった。
「東京、大阪、福岡は、市場開拓したいタイのツアーオペレーターにとって、今や日本の基幹マーケットだ」と同氏は伝えた。
タイ国政府観光庁東京事務所のニッタヤー所長は、「タイへの日本人観光客は、2007年からプラス成長を記録しています。また、日本政府観光局によると、タイは人気の高い観光地ランキングで中国、韓国、香港、台湾、ハワイに続く第6位となっています。日本人旅行者にとって、タイの主要観光地は依然としてバンコクとその周辺ですが、プーケット、サムイ、クラビ、パンガー県カオラック、チェンマイが後に続きます」と語った。
旅行会社による手配旅行は全体のわずか3割だが、その大半が日本人旅行者からの直接予約となっている。
12月、タイ航空は火・木・土の週3便、バンコク~仙台間の直行便運航を開始する。
昨年、1800万人の日本人が海外旅行へ行き、2011年の1600万人から13%増となった。タイへの渡航は平均すると140~150万人だったが、今年は2012年の134万人から12%アップの150万人を目指す。
■TTR weekly記事原文はこちらから
http://www.ttrweekly.com/site/2013/11/japan-still-a-top-travel-market/#more-64141