<TTRウィークリー記事より>
バンコク、2013年1月17日:
タイは、主に中国人訪問者数の60%という大規模な増加を受け、観光客数2200万人で2012年を終えた。
今週初めに公表されたタイ観光スポーツ省の報告によると、タイは22,303,065人の外国人観光客を迎え入れ、前年比15.98%の大幅な増加となり、当初の目標だった2080万人を上回った。
12月28日、タイ国政府観光庁(TAT)とタイ国際航空は、観光業関係者を率いて、スワンナプーム空港に到着した2100万人目の訪問者を迎え入れたが、年末にはそのマイルストーンをさらに100万人超える結果となった。
TATはこの朗報に応え、今年タイは前年比11.4%増2,450万人の外国人観光客を受け入れ、一人当たり46,898バーツの支出で1兆1500億バーツ、+19.1%の増収を生み出すだろうと発表した。
2012年のトップ・サプライヤーは中国で、この傾向は続く見込みで、320万人がタイを訪れ、28%の成長が予測される。中国以外にも、日本(+21.58)、韓国 (+16.18%)、 シンガポール(+24.36%) が堅実な伸びだった。
ロシアはヨーロッパの成長をけん引(+24.97%)。南北アメリカでは、アルゼンチンが数は少ないが最も高い成長を記録した(+37.15%, 17,789人)。
中東は0.58%増で、わずかな伸びとなった唯一の地域だった。同地域の重要なサプライヤーはイスラエルとアラブ首長国連邦で、それぞれわずか3.27% と 4.2%上昇した。
12月だけで、タイは2,384,627人の外国人到着者数を集計し、30.37%の大幅な増加となった。高い成長率は、タイ首都の洪水への懸念によって観光客数が減少した2011年の低い数値が基準となっていることも一部起因している。
すべての地域で成長が記録されたが、東アジア(アセアン諸国含む)の52.13%という成長が際立っていた。4月以降減少していたマレーシアは、月間トップのサプライヤーとなり、23.77%増を記録して見事に回復。
ヨーロッパからの到着者数は+10.58%増に。その他のマーケットは以下のように成長した。南北アメリカ+15.83%、南アジア+23.13%、オセアニア+7.40%、中東+13.73%、アフリカ-5.04%。
データは、入国管理局により空路、陸路、海路の全検問所から集計されたものであり、見直しが必要な予備データである。
◆2012年 タイへの外国人到着者数(国/到着者数/変動)
中国 2,789,354人 +62.5%
マレーシア 2,560,963人 +2.43%
日本 1,371,253人 +21.58%
ロシア 1,317,387人 +24.97%
韓国 1,169,131人 +16.18%
インド 1,015,865人 +11.03%
ラオス 951,090人 +6.63%
オーストラリア 930,599人 +12.14%
イギリス 870,164人 +2.98%
シンガポール 821,056人 +20.33%
◆12月 タイへの外国人到着者数(国/到着者数/変動)
マレーシア 307,225人 +23.77%
中国 291,147人 +174.93%
ロシア 205,125人 +37.31%
日本 132,870人 +48.31%
韓国 121,092人 +67.5%
シンガポール 106,444人 +21.91%
イギリス 94,417人 +4.33%
インド 94,406人 +22.18%
オーストラリア 85,331人 +6.12%
アメリカ 84,088人 +17.47%
■TTR weekly記事原文はこちらから
http://www.ttrweekly.com/site/2013/01/thailand-hits-22m-visits/