＜TTRウィークリー記事より＞
バンコク、2013年5月21日：
タイ観光スポーツ省データによると、1～4月のタイへの海外旅行者数は19.04%の成長となった。
先週末に公表された同省のリサーチでは、1～4月の旅行者数は前年同期の7,427,772人から8,841,730人に増加。
4月単独では、2,013,012人となり、前年同月1,686,268人と比べ19.38%増となった。4月のタイの首都は目もくらむほどの暑さだが、中旬のソンクラン祭りが観光客を引きつけた重要な要素だったと言えよう。

地域別マーケットについては、東アジア、ヨーロッパ、南北アメリカの増加が報告された。
東アジアはトップ・サプライヤーとしての地位を確保しており、931,286人から1,204,996人の訪タイで29.39%の成長。同地域のソースマーケットは、カンボジア(-23.86%), ラオス(-14.58%), フィリピン(-0.11%)を除くすべての地域で成長が見られた。
中国は214,689人から410,173人で91.05%の大幅増を果たした。タイ旅行業協会の公表データによると、加盟会社の取り扱い中国マーケットは87.57% (165,063人)の成長を示している。

ミャンマーからの旅行者は42.58%, 台湾が+37.73%、次いでインドネシア(+31.31%), ベトナム(+23.13%), マレーシア(+20.86%), ブルネイ(+20.83%), 日本(+9.65%), 韓国(+9.36%), 香港(+5.44%), シンガポール(+4.13%)。

ヨーロッパは19.44%の成長となったが、アイルランド(-2.69%); スペイン(-5.24%); スイス(-8.26%); イギリス(-5.42%)など減少が報告されたマーケットもあった。
トップ5マーケットは以下の成長となった。フィンランド(+72.87%); スウェーデン(+70.85%); ロシア(+47.98%); 東ヨーロッパ(+33.16%); デンマーク(+24.55%)。

南北アメリカは、91,097人から91,268人で0.19%のわずかな成長が記録された。主要マーケットのアメリカとブラジルは、それぞれ4.11%、1.49%の増加だった。

しかし、オセアニア、南アジア、アフリカ、中東からの旅行者は、それぞれ19.61%, 5.98%, 5.88%, 5.45%の減少となった。
また、観光省はタイの玄関口・スワンナプーム空港における4月のタイへの海外旅行者は1,354,673人となり、前年同月1,112,081人に対し21.81%の増加を報告した。

＜2013年4月　ソースマーケット　トップ10＞
国／2013年（2012年）／成長率
中国　410,173人（214,689人）　+91.05%
マレーシア　211,370人（174,886人）　+20.86%
ロシア　148,921人（100,636人）　+47.98%
日本　112,367人（102,481人）　+9.65%
韓国　85,987人（78,638人）　+9.35%
インド　72,893人（81,020人）　-10.03%
オーストラリア　65,512人（82,296人）　-20.39%
ベトナム　64,668人（52,521人）　+23.13%
ラオス　64,627人（75,661人）　-14.58%
アメリカ　63,964人（61,440人）　+4.11%

＜2013年1~4月　ソースマーケット　トップ10＞
国／2013年（2012年）／成長率
中国　1,532,864人（794,971人）　+92.82%
マレーシア　839,129人（790,696人）　+6.13%
ロシア　733,437人（564,555人）　+29.91%
日本　520,415人（436,747人）　+19.16%
韓国　436,516人（371,248人）　+17.58%
インド　322,243人（291,962人）　+10.37%
イギリス　319,808人（317,176人）　+0.83%
ドイツ　312,212人（278,398人）　+12.15%
アメリカ　291,283人（271,439人）　+7.31%
オーストラリア　290,042人（295,021人）　-1.69%

■TTR weekly記事原文はこちらから
http://www.ttrweekly.com/site/2013/05/thailands-tourism-continues-to-soar/