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バンコクを中心とした洪水の現状とタイ全土の旅行情報について 10月30日付

2011/10/30

赤字: 警戒エリア
ピンク: 注意喚起エリア
濃青: 避難勧告エリア
下線: 浸水の発生しているエリア
青線: 増水が確認されている運河、今後排水を予定されている運河
赤線: 冠水が確認されている道路
※拡大図はこちらをご覧ください。
http://www.thailandtravel.or.jp/common/pdf/bkk_map_1027_2011.pdf

<現況>
チャイナート県、ロッブリー県、アユタヤ県、バンコク都などタイ中部の洪水の状況に大きな変化はありません。但し、ナコンサワン県では、水位が下がり状況は改善され、10月28日には来たるロイクラトン祭りに向け、住民総出で町の清掃を行いました。また、プミポンダムはタイ北部で雨が降っても、引き続き放水を続けています。週末の放水がうまくいけば、状況は平常化するとの見通しです。

バンコクでは、大潮による水位は、昨日10月29日の午前8時45分に2.5mの最高位に達しました。スクンビット、シーロム、サートーン、サイアムスクエアといったバンコク都心部では大きな影響は出ていませんが、チャオプラヤー川岸の主要な観光スポットや周辺地域では一部浸水が確認されています。

現時点では、浸水の発生しているエリアや注意喚起エリアに変更、追加はありません。バンコク都の注意喚起に変更はないものの、チャオプラヤー川近郊、ソーン(2番)運河(サーイマイ地区)、タノン運河(バンケーン地区、ラクシー地区)、バンボア運河(バンケーン地区、ラクシー地区、チャトゥチャック地区)、ラープラオー運河(チャトゥチャック地区、ラープラオー地区、ワントンラーン地区)の住民には、引き続き注意を促しています。また、注意喚起エリアの大半は地元の住宅地域で、観光エリアではありません。但し、チャトゥチャックウィークエンドマーケットについては、すでに10月28日から30日の一時休業が発表されています。

<タイ旅行関連情報>
● バンコクおよびアユタヤへ旅行を予定されている皆様は、今月いっぱい洪水の影響が懸念されるため、10月中の渡航の延期をご検討ください。
1. バンコクおよびその周辺県以外の地域は、洪水の影響はなく、通常通り観光いただけます。
2. バンコクへご旅行中の皆様は、チャオプラヤー川岸の観光スポットへの訪問はできるだけ避けてください。
3. 洪水の影響を受けていない地域へのご旅行には、空路をご利用ください。
影響を受けていない地域:
・北部: チェンマイ、チェンライ、ランパーン、スコータイ
・東北部: ルーイ、ウボンラチャター二―、ウドンターニー、ナコーンラーチャシーマ(コラート)
・中部: ホアヒン、プラチュアップキリカーン、カンチャナブリー、パタヤ、チョンブリ、ラヨーン、チャーン島
・南部: チュンポーン、サムイ、クラビ、パンガー、プーケット、スラーターニー、ナコンシータマラート、ソンクラー、サトゥーン
※タイの洪水の状況や地域について一部誤解があるようです。タイ国政府観光庁は、バンコクやアユタヤなどを除き、その他主要な観光地については洪水の影響がなく、通常通り観光いただけることを確認しています。
タイの洪水に関するより詳しい説明は弊庁ニュースの以下リンクをご参照ください。
https://www.thailandtravel.or.jp/news/14147/

<バンコク関連情報>
1.避難勧告エリア
・バンコク都: ドンムアン地区、サーイマイ地区、バーンプラット地区、タウィーワッタナー地区
※同地区は、バンコク北部および西部に位置し、スワンナプーム国際空港とは正反対の位置にあります。
※同地区の南にあるチャトゥチャックウィークエンドマーケットは今週末臨時休業となります。
2.道路・交通
・ドンムアン空港は洪水の影響で閉鎖。
・同空港を拠点とする国内航空会社ノック・エアーは10月28日より15路線(チェンマイ、ピサヌローク、ウドーンターニー、ウボンラーチャターニー、スラーターニー、ナコーンシータマラート、トラン、プーケット、ハジャイ、サコンナコーン、ナーン、プレー、ロイエット、メーソッド、ルーイ)をスワンナプーム国際空港に移し運航再開
・オリエントタイ航空はスワンナプーム国際空港へ拠点を移動して運航。
・バンコク都内のMRT(地下鉄)、BTS、エアポートレイルリンク、バスは通常通り運行。
・ラーマ9世通り、高速を含むスワンナプーム国際空港への道路は、現在洪水の影響はなく、通常通り通行可能。
※スワンナプーム国際空港では、洪水対策が強化されています。防水壁をはじめ、6つの貯水池、2つのポンプ場といった洪水防止システムが機能しています。観光客およびビジネス渡航の皆様は、洪水の影響の心配なく、スワンナプーム国際空港を拠点として安心してタイ国内外へのご旅行をいただけます。
・タイ国鉄は、バンコク・チェンマイ間の北部路線を10月30日から再開することを発表。また、南部路線についても、通常通りの運行を再開。東北部路線は通常通り運行中。

3.ライフライン
・バンコク都内における給水の水質基準に問題はなし。
・電力供給は通常通り。
・インターネット、電話回線など通信サービスは通常通り利用可能。

タイ国内主要連絡先:
・タイ気象局:http://www.tmd.go.th/en(英語・タイ語のみ)
・TATツーリストコールセンター:1672
・タイ国際航空:02-356-1111
・バンコクエアウェイズ:02-265-8777/Twitter: @bangkok_airways
・エアー・アジア:02-515-9999
・ノックエアー:02-900-9955
・タイ国鉄(SRT)コールセンター:1690
・トランスポート会社ホットライン(バンコク都内バスの会社):1490

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