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8月12日『フラワー博物館』がバンコクにオープン

2012/08/14

<バンコクポスト記事より抜粋>
2012年8月10日:
著名なアーティスト、サクン・インタクンが念願の夢だったタイ国内初の『フラワー博物館』の開館をついに実現させる。

「Museum of Floral Culture ミュージアム・オブ・フローラルカルチャー(花の文化博物館)」は、女王陛下の80歳の誕生日にあたる日曜日(8月12日)にオープン。
バンコクのドゥシット地区のスリヤン地域に位置する博物館は、2階建てのコロニアル調の邸宅で、広々とした植物庭園に囲まれている。

1階に展示されているのは、1756年にさかのぼる「The Secret Art of Shoka Floral Arrangement of Ikenobo(池坊生花の秘法)」と名付けられた古代日本の巻物などの骨董品。
そこにはまた、タイ国立公文書館から出典された花文化の珍しい写真も展示されている。それらは、インド、中国、エジプト、ギリシャ、イギリス、フランスを含む様々な国々からの生け花に使われるアイテムやそれに関連する写真だ。
見どころは、MLジラトーン・ジラプラワット氏が描き、博物館へ寄贈した両陛下の肖像画。

「The Temple of Flowers(花々の寺院)」という展示会場では、ルーイ県のスアン・サイ国立公園と同県ナーヘーウ地区セーンパー村のシーポーチャイ寺院周辺の集落の森林、水源、集落、人々と花文化の間の内なる関係性を探究している。
来館者は、タイの伝統的な生活様式や文化に密接につながっている花輪からクルアン・クウェーン(花の首飾り)、パン・ドクマイ、バイシー、クラトン、ンガン・バイトーンのようなタイ伝統のフラワーデコレーションまで伝統的な花の工芸品の作り方のプロセスがよく理解できる。
「Pen and Pencil Hall(ペンと鉛筆のホール)」では、サクン氏のスケッチ集を展示しており、その中には、2006年に国王陛下の戴冠60周年を祝うために王宮で行わた王室晩餐会用のフラワーアレンジメントのスケッチもある。

来館者は、白やオレンジ色のチャンパカやジャスミン、クラウン・フラワー、ガーデニア・クレープ・ジャスミン、タネー・バナナなどの多種多様な花々や植物の家である広々とした植物庭園に感嘆するだろう。庭園はタイの若者が珍しい植物について学び、近くで見るのにぴったりの場所だ。

「自分の経験や喜びを世界と共有したい」とサクン氏。
「博物館は、花の作品や美しい花の写真から世界中を原産とする植物まで、花の文化に対する私の生涯をかけた献身を表している」
「将来的なプランとしては、博物館を植物や花々に関する知識を学び、交換することを促進する研究所へと変えたい。フラワーアレンジメントのワークショップを開きたい。また願わくは、私たちの財産であるこの分野を学び、探究することに熱心な学生への奨学金の提供も行いたい」と話した。

Museum of Floral Culture の写真(Facebook)
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.428252483884666.94469.206443092732274&type=3
サクン・インタクンの公式Facebook
http://www.facebook.com/fansofsakulintakul

■Bangkok Post原文はこちらから
http://www.bangkokpost.com/travel/travel-feature/306969/floral-museum-blossoms

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