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タマサート大生、『ミス・ウィールチェア・タイランド』に輝く

2012/08/23

<バンコクポスト記事より抜粋>
2012年8月23日:
昨日、タマサート大学の学生が10年ぶりとなる『第2回ミス・ウィールチェア(車椅子)・タイランド』の王冠を手にし、タイのすべての障害のある人々の声となることを約束した。

『ミス・ウィールチェア・タイランド2012』は、昨日、バンコクのパラダイスパーク・ショッピングセンターで行われ、12人の最終候補者の中から21歳のパッタラワンさんがミスに輝いた。
このコンテストは、タイの身体障害者協会が障害者の才能についての認識を高めるために開催したもので、第1回目のコンテストは2002年に行われた。

「審査員の方々が、私にミス・ウィールチェア・タイランドになる機会を与えてくださったことに非常に興奮し、ワクワクしています」
「すべての障害のある人々が一歩踏み出し、現実の世界にぶつかっていくための皆さんの声となりたいと思います」
「私たちの知性と能力が、障害を持たない人たちと同等であることを認識するために、体に障害を持つ人々のためにこの舞台を設けてくださったすべての賛助者の皆さんに感謝します」と彼女は話した。

コンテストのステージへのパッタラワンさんの道のりは決して平坦ではなかった。
5年前、彼女が16歳の時に車の事故で障害を負った。見知らぬ人たちからの好奇の眼差しに耐え、彼女は障害のある人々に対する認識や福祉の向上を目的とする政策の推進のためにソーシャルワーカーになることを人生の目標に定めた。
彼女はタマサート大学の社会経営学部に合格し、夢を実現する最初の一歩を踏み出した。現在、タマサート大学の2年生。

王冠は、2002年のミス・ウィールチェア・タイランドとなったティダラットさんから授与された。
ティダラットさんは、「彼女は、このイベントが10年の空白を取り戻して大喜びでした。コンテストは多くの注目と国民からの好意的な反応を得ており、彼女はイベントが二度となくならないように望んでいます」

コンテスト優勝に加え、パッタラワンさんは人気の高いソーシャルメディアサイトを通じた投票でも「ミス・ポピュラー」の座を獲得した。
他の二つの栄誉もコンテストで授与された。ミス・フォトジェニック賞はプラトゥムさんに贈られ、ミス・コンジニアリティ(最も親切で一緒にいて楽しかった人として選ばれるタイトル)はスパポーンさんが獲得した。

身体障害者協会のブーンヤム副理事と審査員の一人は、「社会は、体に障害のある人々に生きる喜びを分かち合うチャンスを与えてほしい」と語った。

■Bangkok Post原文はこちらから
http://www.bangkokpost.com/news/local/308910/thammasat-student-wins-miss-wheelchair

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