<バンコクポスト記事より抜粋>
レムチャバン、2012年8月29日:
スカイトレインを運営するバンコク大量輸送公社(BTSC)は、路線の伸長と新車両の導入により乗客・収入両面において15%増を目指している。
昨日、同社にドイツのシーメンスAG製の全35列車のうち第一陣が納品された。
車両費用は21億バーツで、スクンビット線を現在の3両編成から4両編成に増やし、ラッシュ時により多くの乗客を収容できるようにするのが目的。
最初の4両編成列車は10月初旬に導入され、全35列車が来年7月までに納品予定。新車両により、輸送可能乗客数が1時間に3万人超に増える。
また、BTSCはウォンウィエンヤイからバンワーまでの路線延伸後のシーロム線の利用者増加に備え、中国製の4両編成を5列車購入した。
5.3㎞の路線延長は今年末に最初の2駅、そして2013年半ばにさらに2駅がオープンする、と会長兼最高経営責任者のキーリー氏は話した。
完成すると、BTSスカイトレインは総距離36.25㎞で34駅、4両編成が52列車で総車両数208両となる。
現在、BTSは一日平均60万人の乗客が利用しており、3月には71万5,000人でピークに達した。
ウォンウィエンヤイ~バンワー区間が開通すれば、来年には利用者数が65万人に達することが予想される。4月始まりの会計年度第1四半期の利用者数は前年同期比15%増だったが、収益は20%急増した。同社は乗客の前年比12~15%増を目標としている。
「来年は、利用客数と収益のいずれもさらに15%の成長率を狙っている」とキーリー氏。
COOのスラポン氏は、当社は料金値上げを検討しており、バンコク都(BMA)との利権協定が合意された、と話した。今年初めからオープンした5.25㎞のオンヌット~ベーリング間の路線延伸によって、スクンビット線の乗客が一日12~13万人増加し、それはBMAの10万人という推計を大きく上回った。バンワーまでの新たな路線延伸で一日8万人の乗客を見込んでいる、と同氏は語った。
■Bangkok Post記事原文はこちらから
http://www.bangkokpost.com/business/economics/309806/sukhumvit-bts-line-to-get-four-car-trains-in-october