<TTRウィークリー記事より抜粋>
バンコク、2012年9月25日:
タイ居住者と観光客向けの無料Wi-Fiが、最新のタイ政府プロジェクト「ICTフリーWi-Fiフォー・ツーリズム」の導入で実現しようとしている。
年末までに、1,600か所のWi-Fiホットスポットがタイ全土に配備される予定。
先週後半に着手されたプロジェクトは、タイ情報通信技術省とタイ観光スポーツ省の共同の取り組み。
観光スポーツ省は、これは政府が観光収入の目標である2兆2千億バーツに2015年に到達する一助となるだろうと主張している。
第一段階では、「ICTフリーWi-Fiフォー・ツーリズム」は年末までに観光地を中心としたタイ全土に1,615か所のホットスポットをカバーする。ホットスポットは次の各観光地に設置される。バンコク253か所、中央部446か所、東部201か所、南部323か所、北部325か所、東北部67か所。
プロジェクトはプロバイダーとして2Mbpsのダウンロード速度を提供するCATを使用する。ユーザーはアクセスするためにIDカード番号、または観光客はパスポート番号を用いて登録しなければならない。
登録後、ユーザーはWi-Fiホットスポットへの無料アクセス・アカウントを得ることができ、最大6か月間、タイ全土で利用できる。しかし、各セッションは20分間に限定され、各セッションの間隔は2時間空ける必要がある。
無料Wi-Fiは情報通信技術省のスマート・タイランド・プロジェクトの一環で、タイの競争力の強化と情報通信技術アクセスをより容易にさせることに目標が設定されている。この無料Wi-Fi構想では、情報通信技術省は2015年までにタイ居住者の8割に対する高速インターネットの提供と、今後5年間でタイ全土25万か所のWi-Fiホットスポット配備の計画を立てている。
旅行者向けの無料アクセス提供は初めてのプロジェクトではない。バンコク都庁はすでにグリーン・バンコクWi-Fiを開始しており、2タイプの無料インターネット用に約2万か所のホットスポットを提供している。各タイプは、256Kbpsのアクセス時間無制限で128Kbpsのダウンロード速度と、ダウンロード速度2Mbpsが一月5時間でアップロード速度512Kbps。トゥルー・インターネット・カンパニーがバンコクのプロジェクトのプロバイダー。
今月初め、パタヤ市は北パタヤのナー・クルアから南端のジョムティエン・ビーチまで観光エリアをカバーする、ダウンロード速度2Mbpsの観光客向けの無料Wi-Fi提供を発表した。観光客、居住者ともにまず登録が必要だが、登録すると、一か月に最大5時間を3か月間利用できる。
■TTR weekly記事原文はこちらから
http://www.ttrweekly.com/site/2012/09/thailand-adds-wi-fi-hotspots/#more-48179