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アジアの観光客がタイ訪問者増を牽引

2012/11/21

<TTRウィークリー記事より抜粋>
バンコク、2012年11月16日:
タイ観光局の外国人到着者数の報告によると、東アジアからの到着者数の増加が、10月のタイの平均増加率を今年最も高い20%に押し上げた。
原動力となったのは訪問者数70%増を記録した中国。3月31日にハジャイで発生した車両爆発を受け、4月から減少していたマレーシアからの観光客は15%増となり回復した。
しかし、同省はタイの中央部の大洪水によって異常な減少を被った2011年10月との比較であることを警告した。
10月全体では、タイは1,714,152人の外国人観光客を記録、20.53%の大幅な増加となった。10か月の平均成長率は8.69% から9.74% の伸びで、17,679,408人だった。

新しいトップ・サプライヤーである中国は262,460人の観光客を送り込んで76.04%という強い伸びを示した。累積訪問者数は41.72%の平均成長率で200万人を超えた(2,193,431人)。タイは現在、本格的に中国マーケットに依存しており、政治的な大変動があった場合、訪問者の減少はかつてより大きな打撃となるだろう。
第2位のマレーシアは10月、14.97% 増の201,566人となった。

今や重要な訪タイ市場はすべて、ヨーロッパよりアジアである。日本 +49.54% (106,400人); 韓国 +31.88% (98,385人) 、シンガポール +37.95%。インドネシアの訪問者はまだ少ないが、66.06% (42,678人)という劇的な上昇を記録した。
全体では、東アジアからの訪問者が1,014,672人で 35.42%という健全な成長を遂げた。その他はわずかな増加にとどまり、中東については減少(-0.46%, 45,791人)となった。

ヨーロッパの到着者は2.07% (371,199人)でわずかな上昇にとどまり、50年にわたって依存してきたこの地帯が今やアジア市場の優占によって取って代わられたことを示唆している。
ヨーロッパの成熟市場はすべて1桁成長で、イギリス、ドイツ、フランスはそれぞれ+5.95%, +4.58%, +9.93%。タイ観光の輝ける星・ロシアでさえ、10月は危険ゾーンにあり、9.63%という大幅な減少となった。しかしながら、季節的傾向を考慮すると、この12月、タイ旅行の主要シーズンである冬に大幅な伸びとなるだろう。
南北アメリカと南アジアはそれぞれ+10.50% (82,676人) and 10.14% (104,817人)で2桁の伸びとなった一方で、オセアニアは1.61% (83,733人)、アフリカは+3.7%でわずかな成長だった。

10月、スワンナプーム空港は1,069,282人 (+16.58%)、続いてプーケット空港は194,950人 (+10.77%)、ソンクラー県のタイ~マレーシア国境サダオ検問所は103,166 人(+0.63%)、サケーオ県のタイ~カンボジア国境アランヤプラテート検問所は33,309人(-23.39%) 、ノーンカーイ県のタイ・ラオス友好橋検問所は31,802 人(-51.57%)を受け入れた。
(後略)

◆10月の訪タイ市場国トップ10(国/到着者数/変動)
中国 262,460人 +76.04%
マレーシア 201,566人 +14.97%
日本 106,400人 +49.54%
韓国 98,385 +31.88%
ロシア 81,005人 -9.63%
インド 80,159人 +4.56%
オーストラリア 74,305人 +0.8%
イギリス 66,420人 +5.95%
シンガポール 64,051人 +37.95%
アメリカ 58,756人 +8.6%

■TTR weekly記事原文はこちらから
http://www.ttrweekly.com/site/2012/11/asia-delivers-the-numbers/

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