ニュースNews

北海道・富良野市 第47回北海へそ祭り<タイのピーターコーンが初参加>

2015/07/23

今年で47回目を迎える『北海へそ祭り』は、北海道を代表する夏のイベントです。メインはなんといってもお腹をくねらせて人の顔に見立てる「へそ踊り大会」で、今年はタイからピーターコーンが初参加して祭りを盛り上げます。タイ国政府観光庁(TAT)のブースではタイの観光パンフレットを配布します。
この機会にぜひご来場ください。

◆日時:
7月28日(火) 19:00~20:00 へそ踊り大会にタイのピーターコーンが参加!
7月29日(水)10:00~16:00 パネルやピーターコーン仮面の展示などの紹介
※19:00~20:00 へそ踊り大会にタイのピーターコーンが参加!

◆会場:祭り広場、祭り会場(相生通りホクレンショップあさひ店前)ほか

会場に行けない方は、ライブ中継で見ることができます。
▼U-stream
http://www.furano.ne.jp/hesomatsuri/live/live.html

▼イベントプログラム
http://www.furano.ne.jp/hesomatsuri/gaiyou/gaiyou.html

■問い合わせ先
北海へそ祭り実行委員会事務局(富良野市商工観光室)
TEL:0167-39-2312 FAX:0167-23-2123

■ピーターコーンとは・・・
タイ東北部のルーイ県北西部のダーンサーイ郡では毎年6月下旬頃に開催される、「ピーターコーン祭り」のことです。この伝統的なお祭りは人々に徳をもたらすものと信じられていて、先祖代々受け継がれています。
またピーターコーンは、この地域で最も重要な祭典である「ブンルアン祭り」の一部です。ダーンサーイ郡の人々は、陰暦4月の「ブンプラウェート祭」と、陰暦6月の「ブンバンファイ祭(竹製ロケット祭り)」の2つを合わせて祝います。

<祭りの当日>
まだ日の昇らぬ午前3~4時に始まります。村の衆の行列は祭りのために用意した様々な祭具を持ちよりポーンチャイ寺院からマン川のほとりまで行きます。そこで日の出前に「プラ・ウッパクット(川底の神聖な白い砂利)」を招くための生贄の儀式を取り行います。
「プラ・ウッパクット」は、特別な霊能力を持つ僧侶です。瞑想の最高段階に到達した僧侶は永遠の命を得て、何にでも姿を変えられる強い力を持つようになると信じられています。そして、このプラ・ウッパクットは川底で一人静かに過ごす白い砂利に姿を変えることを選んだとされます。この地方では大きな祭事の際には悪霊たちが悪さをすることが多いと考えられており、これらから村を守ることができる唯一の存在がこのプラ・ウッパクットなのです。こうしてプラ・ウッパクットを寺院にお招きすることで祭りが滞りなく行われることを祈るのです。

<祭り2日目、最終日>
祭り2日目の夜明け、人々は自ら「ピーターコーン」に扮して仮面をかぶり、陽気に村中を踊り回ります。ピーターコーンたちは、午後には僧侶や村の衆率いる行列を盛り立て、この行列をポーンチャイ寺院に迎え入れるとお堂の周りを3周しながら金貨銀貨をばら撒きます。村人たちがこれを記念に拾おうと一斉に群がり大いに賑わいます。また、この日、雨乞いの竹製ロケットの天高く打ち上げられ、豊作が祈願されます。
かつては、人々は踊り終えると災いを祓うために、ピーターコーンの衣装や仮面をマン川に流していました。しかし近年は、むしろ仮面や衣装を大切に保管したり飾ったりするようになってきています。そして、祭り3日目の早朝、人々は最後にもう一度寺院に集まり、法話をいただきます。こうして一年で最も大切なお祭りが幕を閉じるのです。

<仮面の作り方>
ピーターコーンの仮面はルーイ県ダーンサーイ郡固有の伝統工芸とも言えるものです。仮面の装飾スタイルは各々の製作者の個性にあふれているものの、伝統的なピーターコーンの様式をしっかりと守り抜いています。
ピーターコーンの仮面は、帽子、面、鼻の3つの主要な部分で構成され、帽子の部分はこの地方でもち米を蒸す時に使われる「フアット」という竹製の容器がモチーフになったものが用いられます。面には、椰子の葉の付け根の固い部分が用いられ、目の部分に穴が開けられています。そして、鼻の部分は木でできていて、かつて比較的シンプルでしたが、近年はより凝った細工が施されるようになっています。これらの各部をしっかりと固定してから、仮面に美しい模様が描かれてゆきます。最後に背面部を覆うように肩にかかる布を取り付ければ完成です。

旅に必要なリスト

おすすめ情報・キャンペーン

スペシャル企画