2022/01/19
井津建郎氏は半世紀にわたりニューヨークで活動し、世界各地の聖地や人間の内面を追究してきた写真家です。今回の「アジアの聖地」展では、1993年から2012年までにスコータイやアユタヤの世界遺産をはじめ、アジア各地の遺跡などで撮影された作品を展示しています。
展示作品は、「聖地の緻密な質感描写」とそれを包む「濃密な空気」を記録するために、14×20インチ(35x50cm)のネガ・フィルムを得る超大型カメラで撮影し、密着プラチナ・プリントに印画されています。白から黒までの階調の幅が広いプラチナ・プリントの特性は、「聖地という精神世界の具象物体を通して、自身の道を模索する行為の軌跡」と自ら記した井津作品を、記録写真とは異なる深い精神性を持った世界として際立たせています。
写真展は、1月5日(水)より都内半蔵門ミュージアムにて開催されています。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
アジアの聖地 井津建郎 プラチナ・プリント写真展
開催日時 | 2022年1月5日(水)~ 5月22日(日) |
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会場 | 半蔵門ミュージアム |
入館料 | 無料 |
休館日 | 毎週月曜日・火曜日(月曜日・火曜日が、祝日や振替休日にあたる場合も休館) ※その他、臨時休館あり |
写真展 公式サイト | https://www.hanzomonmuseum.jp/exhibits/pdf/flyer.pdf/ |