「ノーン・ジョーク」は40年以上にわたって、近海でとれるシーフードを使ったタイ南部料理を提供していて、もともとは市場の屋台で営業していました。お店の名前はオーナーの息子のニックネーム”ジョーク”(Joke)から付けられていて、”ノーン”(Nong)は、年下の人を呼ぶ時に使います。

元々のオーナーの息子であるジョークさんは子供の頃から家業に親しみ、毎日市場に行き、食材の買い付けも手伝っていました。オーナーである父親が現役を引退することになり、クラビのローカルフードを愛する人たちのためにお店を引き継ぎました。以降、レストランの名前にもなっているジョークさんによって運営され、今ではお店もスタイリッシュにリニューアル。タイ南部料理の家族直伝のレシピは継承され、お料理のクオリティもそのまま受け継がれています。

お店で提供される料理はタイ南部料理だけでなく、タイ南部に伝わる中国の影響を受けた料理も提供しています。地元の食材を使ったおすすめの料理は、”クアクリンムー”(คั่วกลิ้งหมู)という豚ひき肉のドライカレー、”ゲーンソムプラーカポン・ヨートマプラオ”(แกงส้มปลากะพงยอดมะพร้าว)というココナッツの柔らかい芽が入った酸っぱ辛いさらっとしたスープ、”ナムプリック・クンシアップ”(น้ำพริกกุ้งเสียบ)というスパイシーな乾燥小エビのディップ、クリーミーなカレーにそうめんのような細い米麵を絡めていただく”カノムチーン”などバラエティーに富んだメニューを取り揃えています。

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