カンボジアと隣接するタイ東北部(イサーン)南部のコラート高原にあるクメール遺跡。ここはアンコール王朝時代に建設された数々の神殿はヒンズー教のシヴァ神信仰の宇宙観に基づいて装飾、配置されています。
なかでもブリーラム県にあるパノムルン歴史公園内にあるアンコールワット様式で建てられたパノムルン神殿には、15 個の扉があり、そのすべての扉が太陽の進路に沿って配置されてます。年に4回、日の出または日の入りの間に15の扉すべてに太陽光が当たる現象を作り出しており、ピマーイ遺跡と並び最高峰の建築物と称されています。
日の出は神殿正面の参道側(表)から、日の入りは神殿の扉を裏からみるとオレンジ色の美しい光の道が見られ、上る太陽と満月が正対するように設計されており、建築技術の高さをうかがわせます。
この神秘的な遺跡からポジティブなエネルギーを際限なく吸収し続けることができると信じられています。
現象がみられるのは
日の入 3月5日~7日 17時頃、10月5日~ 7日 18時頃
日の出 4月3日~5日 6時頃、 9月8日~10日 6時頃
また、4月3日~5日には祭りが開かれ、パレード(初日のみ)や地元の物産や料理が並ぶ露天が出て賑わいます。
基本情報
名称 | パノムルン神殿の光の道 |
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名称(英) | Phanom Rung Path of Sun Light |
料金 | 100バーツ ※ムアンタム遺跡との共通券あり:150バーツ |
住所 | Phanom Rung Historical Park, Tambon Ta Pek, Amphoe Chaloem Phra Kiat, Buri Ram |
アクセス | ブリーラム〜スリン間を運行する274番バスに乗りバン・タコ(Ban Tako)下車(ブリーラム〜バン・タコ50B)、そこからバイクタクシーをチャーター(目安料金:往復約300バーツ)。 |
電話 | 044-666-251 パノムルン歴史公園事務所(英語・タイ語のみ) |
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