ソンクラーンとはタイの正月で、太陽の軌道が12ヶ月の周期を終え、新たに白羊宮(おひつじ座)に入る時期を祝うもの。もともとソンクラーンには仏像や仏塔へ、さらに家族の年長者などの手に水を掛けてお清めをするという伝統的な風習があり、近年はそれが転じて街の往来で通行人どうしが水を掛けあって楽しむ「水掛け祭り」として知られるようになりました。現在は、毎年4月13・14・15日の3日間に行うものとされており、タイの祝日にも定められています。

アユタヤのソンクラーンも、多くの地方と同様、13日をメインに14日、15日の3日間にわたって新年を祝うさまざまな催しを開催。ワット・ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピットの境内では、早朝から市民が集まり、僧侶の托鉢にお供えものをしたり仏像に水をかけたりと伝統的なお祝いが行われます。また、アユタヤの町中ではミス・ソンクラーンのコンテストや、民族衣装を身にまとった人々が練り歩くパレードなど楽しいイベントが目白押し。旧市街のエレファント・キャンプやスアンプリックの象柵跡で行われる、象との水かけ合戦に参加するのもアユタヤならではのソンクラーン体験です。

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