タイ東部サケーオ県に位置するヒンドゥー遺跡。サドック・コック・トムは、クメール語で「カヤツリグサが生い茂る池の町」という意味を表しています。
付近から発掘された2つの碑文より、その起源は937年のジャヤーヴァルマン4世の時代に遡るとされています。また、1053年にはウダヤーディチャヴァルマン2世が、クメール王朝の歴史を刻んだ碑文をつくらせたことも判明しています。3つの神殿は、東向きで回廊は東と西にそれぞれひとつ、周囲には東西126m/南北120mの堀があり、メインの神殿にはシヴァ神のシンボルであるリンガが見つかっています。
この遺跡は長く荒廃したままの時代が続きましたが、日本の援助で近年修復され、その美しい姿を取り戻しました。遺跡からほど近い国境付近にはローンクルー市場が、さらに東へ56kmのところにはカンボジアの世界遺産、アンコール遺跡があります。
基本情報
名称 | サドック・コック・トム遺跡 |
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名称(英) | Prasat Sadok Kok Thom |
住所 | Nong Waeng, Khok Sung, Sa Kaeo 27180 |
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