旅の前に知っておきたい、とっておきのお土産情報を全3回に渡ってお届けするシリーズ！第一回目は、タイ全土の特産品「OTOP（オートップ）」の商品についてご紹介します。

「OTOP」って何？

地方のパーキングエリアには、その土地の商品が並ぶOTOP販売店も

「OTOP(オートップ)」とは、タイ政府がすすめる「一村一品運動」のことで、全国76県7,000以上の村が登録し、1村(One Tambon)につき1種類の主要製品(One Product)を作っています。

もともと各地方で独自に生産されていた特産品ですが、共通の規程がなかったため品質はバラバラ。そこで2001年に立ち上がったのがOTOPプロジェクトでした。品質管理された特産品は「OTOP」マークが表示され、買い物時のひとつの目安になっています。

パッケージに「OTOP」マークのある商品

特産品といっても商品は様々。職人技が光る伝統工芸品はもちろん、お菓子やお茶といった食品から自然派の美容アイテムまで幅広くラインアップしています。

OTOP商品は、品質が良いことはもちろん、タイ各地の伝統と職人技、さらにはその土地ならではの素材と、全てが一体となった逸品がそろいます。

OTOPの商品はどこで買えるの？

OTOPの商品は、タイ全土で購入することができ、デパートやスーパーマーケットなどで見つけることができます。スワンナプーム国際空港にもOTOP専門店が出店しています。

今回は、バンコクでOTOP商品が購入できる3つの店舗をご紹介します。

厳選された伝統工芸品がそろう「OTOP Heritage」

BTS（高架鉄道）プルンチット駅直結の高級デパート「セントラルエンバシー」にあるのが、厳選された伝統工芸品がそろうショップ「OTOP Heritage（オートップ・ヘリテイジ）」。ガラス張りの店内には、煌びやかな商品が並び、まるで高級な調度品のショールームのよう。

高級バッグ「リーパオ」繊細な編み目とゴールドの金具がエレガントなバッグ「リーパオ」は、タイ南部の熱帯雨林に自生しているシダ系ツル植物で編み上げられた高級品。ナコン・シータマラートで作られています。

ベンジャロン焼きアユタヤ王朝時代にタイ王室で使われていた磁器として発展した「ベンジャロン焼き」は、熟練の職人が描く精巧で美しい模様が特徴。

シルバーのアクセサリーその他にも、プーケットで産出される錫製品「ピューター」やチェンマイ特産品の漆器、さらには農作物をモチーフにつくられたシルバーアクセサリーなど、各地方の洗練された工芸品の数々に目を奪われてしまいます。

スーパーマーケットで手に入るOTOPの食品

BIG C ラチャダムリ店

OTOP商品の中でも一番身近なのが、スーパーマーケットで手に入る食品です。今回は、タイの主要都市に展開する大型スーパーマーケット「BIG C（ビッグ・シー）」で見つけたOTOP商品をご紹介します。

ドリアンのキャンディ各地方のお菓子はユニークなものが多く、見て回るだけでも好奇心がくすぐられます。

ココナッツキャンディBIG Cに限らず、OTOP商品をそろえるスーパーマーケットは多いので、気軽にOTOP商品を探しにでかけてみてはいかがでしょうか？

タマリンドのお菓子取材時は、OTOP商品であるココナッツキャンディの試食会をしていました。

ココナッツキャンディBIG Cに限らず、OTOP商品をそろえるスーパーマーケットは多いので、気軽にOTOP商品を探しにでかけてみてはいかがでしょうか？

「OTOP」のヘルス＆ビューティー商品

OTOP商品の中でも、特に女性に喜ばれそうなのが、ヘルス＆ビューティー商品。バンコク最大級のショッピングモール「セントラルワールド」にあるスーパーマーケット「セントラルホール」には、厳選された商品が並びます。

シルク繭のフェイシャルスクラブタイらしいビューティーアイテムのひとつが「シルク繭のフェイシャルスクラブ」。シルクの原料となる繭は、極細の天然繊維で出来ているため、毛穴の汚れを取り除くのに優れているそう。


タイハーブのマッサージバームマッサージ文化が根付いているタイでは、様々なマッサージバームが売られています。中でも、OTOPの商品はタイハーブが配合された高品質のものがそろいます。

OTOP商品をお土産に選んで、各地方のタイの人々の想いも一緒に届けてみてはいかがでしょうか？

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