『センチャン・パットプー』は、タイ東部チャンタブリー県のご当地グルメのひとつで、カニの風味が効いた独特の味が人気です。
センチャン・パットプー(カニ入り幅細米麺炒め)と一般的なパッタイ(タイ風焼きそば)の違いはその調理法にあり、チャンタブリー県チャンタブーン地区の人々は、味を濃縮させてより美味しくするために、先にカニと様々な調味料を炒めた後で、幅細米麺と一緒に絡めて仕上げます。
センチャンという米麺はチャンタブリー県の特産品で、普通のセンレックと違って麺に独特の強いコシがありながらもモチモチと柔らくて美味しいという評判が広まって、タイ全土で販売されるようになりました。他の米麺に比べると粘り気があるため、水に浸してぬめりを取ってから麺がくっつかないように広げながら炒めます。また、普通のパッタイとの違いはカニのソースを使った味付けで、カニを油で炒めて風味を引き出しています。普通のパッタイに入っている卵や豆腐は入れません。センチャン・パットプーを食べる時は、新鮮な野菜(生もやし、ニラ、スライスしたキュウリ、バナナの花など)と一緒に食べるとさらにおいしくなるのでおすすめです。
このご当地パッタイは、チャンタブーン地区で昔からおやつ代わりに食べられてきただけではなく、宴会の時などにも用いられる地元では大人気の麺料理です。カニを油で炒めて作ったソースも販売していますので、チャンタブリー県を訪れた際には、ぜひチャンタブーンのご当地グルメもお楽しみください。
基本情報
名称 | センチャン・パットプー |
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名称(英) | Sticky Crab Noodles |
住所 | チャンタブリー県 |
アクセス | バンコクから東へ約245㎞、バンコク市内にあるエカマイバスターミナルからバスで約4時間半 |
備考 | タイ語 เส้นจันท์ผัดปู |
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