スワンナプーム国際空港は、アジアのハブ空港を目指すタイ王国の新時代の象徴として2006年9月に開港しました。空港は、バンコク中心部より東南へ約25Km のサムットプラカーン県に位置しています。「スワンナプーム」という名は 「黄金の土地」という意味で、これはプミポン前国王(ラーマ9世)が命名されたものです。
出発階の国際線コンコースには、ワット・プラ・ケオのヤック(鬼)を模した巨大な像が立ち並んでいます。また、出発ゲートの表示板の下には神々と阿修羅が大亀(クールマ)の背に大マンダラ山をのせ、それに大蛇を絡ませて両側から引き合うというヒンドゥー教の天地創造を物語る「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」のモチーフが存在感を放っており、タイの思い出に帰国前の記念撮影スポットとしても人気です。
この空港を設計したのはドイツ人建築家のヘルムート・ヤーン氏で、明るく斬新なデザインはタイの未来を象徴しているかのようです。旅客ターミナルビルの総床面積は563,000㎡を誇り、敷地面積はドンムアン空港の5倍、成田空港の3倍にあたり、高さ132.2mの管制塔は世界一の高さがあります。空港の最大処理能力は1時間当たり76フライトで、年間にして約4500万人の旅客の利用と300万tの貨物を取り扱うことが可能。 チェックイン・カウンターは360ヵ所、出入国ブースは190ヵ所を超えます。このような世界的規模と設備を誇るスワンナプーム国際空港は、ハイテクノロジーを駆使した、まさにタイの新時代を予感させる空港といえるでしょう。
直行便を運航している航空会社
日本からタイまでは、成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港(名古屋)、福岡空港、新千歳空港(北海道)の合計6空港からスワンナプーム国際空港(バンコク)までの直行便を運航中です。所要時間は約6時間。
基本情報
名称 | スワンナプーム国際空港 |
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名称(英) | Suvarnabhumi International Airport |
URL | https://www.airportthai.co.th/en/ |
住所 | 999 Moo 1 Nong Prue, Bang Phli District, Samut Prakan 10540 |
アクセス | エアポートレイルリンク・パヤータイ駅から約30分 |
電話 | 02-132-1888、02-132-1111 |
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