シンプルなことが美しい、真の魅力に浸る体験:タイヨー・バーンポーン・カルチュラル・コミュニティ|ナコーンパノム県
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シンプルなことが美しく、温かな体験を実現してくれるタイヨー・バーンポーン・カルチュラル・コミュニティのアクティビティはとても貴重な体験。「ここには見るものはなにもないわ。なぜ私達を訪ねてくるの?」と言いながら、藍染めの服を身に纏い、笑顔で迎えてくれるそのシンプルなおもてなしこそ、このコミュニティの真の魅力です。このコミュニティには長い歴史があります。タイヨー族は、ラーマ3世の治世中、ラオスのカムグート地区から戦争を逃れるために移住したと推測されています。彼らは農業に適した肥沃な地として、ソンクラーム川とメコン川の近くに定住しました。ナコーンパノム県の「タイヨー・バーンポーン・カルチュラル・コミュニティ」の体験ツアーをご紹介します。
1. タイヨー族バーンポーン村の人々と交流し、彼らの日常生活を垣間見る
2. カーム・ワーシー寺院でタイヨー族が信仰する「プラ・バーンマーイ」を参拝
3. 神話上の蛇、ナーガの彫刻「ハーン・ホッドヤイ」を鑑賞
4. タイヨー族の家で伝統的な食事を味わう
5. ヨシ織りござのワークショップに参加
6. 伝統的な藍染めの織物を着ての記念撮影とマンゴスチンの皮を使った染めもののワークショップに参加
7. 竹細工の技術を学ぶ
8. 魚のすり身を葉で包んで蒸したもの”モックジョ”作り体験とタイヨー・スタイルのランチコース
*事前にコミュニティにアクティビティの内容を確認することをお勧めします。
1. タイヨー族バーンポーン村の人々と交流し、彼らの日常生活を垣間見る
ターウテン地区から約8km、メコン川のほとりに沿って草原の奥へ入ると、タイヨー・バーンポーン・コミュニティがあります。村の中心部にある緑のパビリオン前で、ツアーガイドのソムジットさんが、パンダンの葉で作ったバラを持って私たちを元気に迎え入れてくれます。まずは、コミュニティを散歩します。その途中、地元の人と会話や挨拶をしていると、まるで友人の家を訪れているかのような、そんな気さくな雰囲気にリラックスできます。
2. カーム・ワーシー寺院でタイヨー族が信仰する「プラ・バーンマーイ」を参拝
この体験ツアーは、コミュニティ内にある古い寺院を訪れることから始まります。そこでは、タイヨー族が信仰する「プラ・バーンマーイ」に敬意を払います。境内には、200年ほど前の美しい木造仏陀の彫刻があります。コミュニティの長老たちは、伝統的なタイヨースタイルの衣服に身を包み、この神聖な場所を献身的に訪れています。
3. 神話上の蛇、ナーガの彫刻「ハーン・ホッドヤイ」を鑑賞
カーム・ワーシー寺院の見逃せないもう一つのポイントは神話上の蛇神、ナーガ(タイ語でパヤナーク)の彫刻「ハーン・ホッドヤイ」です。広葉樹でできており、蛇の形に細やかに美しく彫られています。「ハーン・ホッドヤイ」は、コミュニティの文化的および宗教的な象徴であり、神聖なものとして村の人々の信仰を集めています。
4. タイヨー族の家で伝統的な食事を味わう
カーム・ワーシー寺院の向かいにあるタイヨー族の家は、遠くからでも簡単に見つけることができます。観光客は昔のモデルハウスを訪問できるようになっていて、ガイドのソムジットさんの説明とともに、昔の人々の生活を知ることができます。タイヨー族の家の建築様式は、タイラオス族のそれによく似ています。頑丈な木造高床式住居で、寝室とキッチンが分かれている造りも、典型的なタイラオス族の家の特徴と同じです。
5. ヨシ織りござのワークショップに参加
カーム・ワーシー寺院を離れ、ガイドのソムジットさんと共に再びコミュニティへ移動します。その途中、村人たちのおもてなし(挨拶)を受けながら、コミュニティについての説明を聞きます。コミュニティに到着してまず初めに、バーンポーン・スタイルで葦のござを織ります。このござにはさまざまな美しい色や模様があり、一部のデザインは売れ行きが良く、実物が展示してあるのをなかなか見ることができません。「バーンポーンのござで寝た子はよく育つ」という言い伝えがあります。この言い伝えを観光客にも覚えてもらえば、いつでもバーンボーン村のことを思い出すでしょう。
6. 伝統的な藍染めの織物を着ての記念撮影とマンゴスチンの皮を使った染めもののワークショップに参加
タイヨー・バーンポーン・コミュニティでのもう1つのはずせないアクティビティは、伝統的な藍染めの織物を着ての記念撮影とタイヨー・バーンポーンの生地織りの技術を学べるワークショップです。同時に、木の樹皮やマンゴスチンの皮などの天然成分を使った糸の染め方も学べます。プロセスを踏んで美しく完成したアイテムは、タイヨー・バーンポーンの代表的なお土産です。
7. 竹細工の技術を学ぶ
コミュニティが運営する体験アクティビティは、これで終わりではありません。竹細工ステーションでは、農閑期の村人が集まりさまざまなデザインの竹籐製品を開発してきました。もち米を入れるカゴ、ハンドバッグ、帽子など、新しい製品を生み出すための試行錯誤が日々続けられています。
8. 魚のすり身を葉で包んで蒸したもの”モックジョ”作り体験とタイヨー・スタイルの昼食
体験ツアーのハイライトは、タイヨー・スタイルの昼食。ツアー参加者は、食事をするだけでなく、マンツーマンで料理の作り方を学ぶことができます。昼食のメニューは季節によって変わりますが、ここでぜひ味わっておきたい代表的な伝統料理は”モックジョ”(魚のすり身を葉で包んで蒸したもの)です。作り方は、魚肉、唐辛子、玉ねぎを一緒にたたいてナンプラーを加えてすり身にします。さらに、さまざまなハーブと混ぜ合わせ、チャップルーの葉に詰めて、さらに別の葉で包んで約10分間蒸します。熱々のもち米とカリカリに揚げた魚、新鮮な野菜と一緒に味わいます。その美味しさは、多くの観光客がこのメニューに夢中になるほどです。
基本情報
名称 | タイヨー・バーンポーン・カルチュラル・コミュニティ |
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名称(英) | Taiyo Baan Pone Cultural Community |
URL | https://cbtthailand.dasta.or.th/webapp/reviewTravel/content/10/ |
アクセス | 飛行機:ナコーンパノム空港に到着後、コミュニティのメンバーが迎えに来ます。バス:ナコーンパノムバスターミナルに到着後、コミュニティのメンバーが迎えに来ます。 |
電話 | ツアーガイドのソムジットさんの連絡先 Tel.064-212-5239 |
地図 | Googleマップで確認する |